■独立するには解決すべき問題があった
前所属事務所は氷川の新たなスタートを応援するようなコメントを出し、氷川も事務所に感謝するコメントを出したものの、両者の間にはトラブルがあったとも報じられた。
2000年のデビュー以来、“演歌界のプリンス”として第一線で活躍してきた氷川だが、2012年に所属事務所の前会長・長良じゅん氏(享年74)が亡くなった頃から、事務所との関係にズレが生じるようになったと複数のメディアが報じていた。
一連の報道を受け、氷川は2022年1月に自身のインスタグラムを更新。
《色々と報道されておりますが、事務所との確執などが原因ではなくて、とにかく22歳からファンの皆様の真心にお応えしたいという思いがエネルギーでしたが、なかなか心と身体が思うようにならなくなり、ご期待にお応え出来ないこともあり、来年からリフレッシュの為お休みを頂く事に致しました。本当に心苦しく思っています》
と綴り、休養に入る理由とともに事務所との確執はないと説明していた。
「当時から氷川さんが事務所から独立したがっているとささやかれ、2022年11月には双方が弁護士を立てて契約解消に向けて話し合おうとしていたとも報じられました。両者の関係が上手くいっていなかったのは、やはり間違いはなさそうですよね。
すぐにでも独立するのではないかとも言われていましたが、氷川さんにとって頭の痛い問題がのしかかり、なかなか独立に至らなかったといいます。その問題がいよいよ解決し、このタイミングでの独立になったんでしょう。その問題というのが、氷川さんが住んでいる3億5000万円の豪邸のことでした」(芸能プロ関係者)
氷川が住んでいるのは都内の閑静な住宅街に建つ、地上2階、延べ床面積621平方メートルの大豪邸。その豪邸をめぐる話題が、2023年1月配信の『デイリー新潮』でも報じられていた。
「前会長の長良さんは2012年5月に急逝。氷川さんはその少し前に豪邸が建つ土地を購入したようですが、抵当権は長良プロダクションにあったんです。つまり、氷川さんは事務所にお金を借りて豪邸を建てたということですよね。
事務所に所属している限りは一気に返済しなくてもよかったみたいですが、独立するなら、やはり話は別。事務所を離れるには3億5000万円を返済する必要があったんです」(前同)