■アナウンス技術も実はピカイチ

 昼のワイドショーでは、宮根誠司(59)がMCを務める『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ制作、日本テレビ系)が2009年から2018年まで9年連続で平日昼の同時間帯の通期平均視聴率1位をキープしていた。

 ところが、2021年2月以降は『ゴゴスマ』が『ミヤネ屋』を上回り、同時間帯でトップになる日も出てきている。

「石井さんは、番組で取り扱うニュースについて“自分はよく分かっていないから”というスタンスで、“どういうことなんですか?”と専門家に質問しまくって、噛み砕いて視聴者に届けているんです。とにかく視聴者目線で分かりやすい、というのも支持されている点なんでしょうね。

 加えて、アナウンス技術も素晴らしい。昨年9月に行なわれた安倍晋三元首相(享年67)の国葬では、遺体を運ぶ霊柩車が移動していく様子を各局実況で伝えましたが、“石井さんが断トツで上手かった”と関係者からも評価されましたからね。国葬には賛否がありましたが、石井さんは冷静にしっとりと、視聴者にもしっかり伝わるように実況を続けたんです」(前出のワイドショー関係者)

■お堅いNHK出身の武田アナよりも「即戦力の石井」!?

 4月以降も石井は『ゴゴスマ』を軸に、キー局のゴールデンの番組にも進出するというが、それでも現状は武田アナのほうが注目度は高くなると思われる。

「もちろん『DayDay.』の武田アナには大注目ですが、お堅いNHKから退局したばかりの状態でのスタートですからね。民放の明るい情報番組にアジャストするには、少々時間がかかるのではないでしょうか。

 一方の石井さんはすでにバラエティ番組にも多数出演していますし、ダウンタウン松本人志さん(59)、浜田雅功さん(59)とも共演し、爪痕も残している。そういった意味でも即戦力で、いきなり東京で実力を発揮するのは石井さんである可能性は高そうですよ」(前同)

 ライバルの多いフリーアナウンサー戦線で、勝利を収めるのは武田アナか、石井か!?