■非日常なクールさも日常的な親しみやすさも兼ね備えている
平野は、イヴ・サンローラン・ボーテのアジアアンバサダーに就任したり、ルイ・ヴィトンとパートナーシップ契約を結んだりと世界的なハイブランドと仕事をする機会も多い。ハイブランドを身に纏った平野はハリウッドスターのような雰囲気を醸し出していて、ファンはもちろん、ハイブランド愛好者の注目も集めている。
本業である音楽活動でも、Number_iとして日本時間4月15日にアメリカ・カリフォルニア州で開催された世界最大級の野外音楽フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival』(『コーチェラ』)に出演。クールなダンスパフォーマンスを披露し、会場を沸かせている。
「平野さんはそんなふうに、世界を目指すトップアーティストでありながら、一方で、常に超自然体でもありますよね。
所属事務所TOBEのYouTube番組『とべばん』や、King&Prince時代(23年5月脱退)の番組『King&Princeる。』(日本テレビ系)を筆頭に、バラエティ番組では自分を全く飾ることがなかったですよね。天然で楽しくて、抜けているけど頼もしさもあって――『ムヒ』の新CMで甥っ子と歩く姿のように、身近にいるお兄さんのような、親しみやすさがあります」(前出の女性誌編集者)
平野はインスタグラムでも、仕事が絡まないプライベートな投稿ではうな重を嬉しそうに頬張っていたり、真剣な表情で陶芸に取り組んでいたりと、日常を感じさせるショットが多い。また、自身で「バコプロ」と宣言して、インスタの質問箱機能を利用してファンと一問一答のファンサービスを行なっているが、こちらも真摯な回答から珍回答まで、非常にファンとの距離が近い。
「平野さんは、スタイリッシュでクールな姿と、親しみやすくて自然で身近な感じ――2方向の魅力を兼ね備えていて、どちらも影響力、そして商品訴求力が尋常ではないですよね。
“セクシー、セレブレティ、スタイリッシュ、クール”と“ナチュラル、元気、かわいい、天然”。相反する2方向の属性を、両方ともハイレベルで兼ね備えているタレントなんて、滅多にいません。だからこそ、広告の制作サイドも、平野さんを起用した際にはその2つを出したくなる、広告ヴィジュアルとして見せたくなるのではないでしょうか」(前同)
平野の持ち味である二面性を生かした広告が、今後さらに増えていくのかもしれない。