■2位は意外なドラマだったが…

■2位『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系/日曜夜10時30分~)

 主演:間宮祥太朗(30) 初回(4月7日)コア視聴率…3.0%

ACMA:GAME アクマゲーム』は「日本テレビの大型プロジェクト」として制作された作品。初回放送が夜10時からの30分拡大SPであること、主演の間宮を筆頭にSixTONES田中樹(28)、竜星涼(31)など人気俳優が多数キャスティングされていることからも、注目度の高い作品だった。第1話こそ頭脳戦の面白さなどから好評だったのだが……。

「いわゆる“初回切り”をする人が多かったのでしょう。世帯視聴率は初回が5.7%だったのが、第2話(14日放送)で3.7%と大幅ダウン。現在も数字は回復していなくて、4話(4月28日)時点で世帯3.5%、コア2.0%と大失速しています。

 初回が良かっただけに残念ですが、本作は『Amazonプライムビデオ』で日本語や英語など8言語の字幕を付与したうえで150以上の国と地域で順次配信予定。日テレとしては世界市場に期待しているところがあるのかもですね」

■1位『アンチヒーロー』(TBS系/日曜夜9時~)

 主演:長谷川博己(47) 初回(4月14日)コア視聴率…4.5%

 現在、最も数字が獲れる枠であるTBS「日曜劇場」の『アンチヒーロー』が、4月期連ドラの初回1位だった。2位の『アクマゲーム』と1.5%差を開けているところに、盤石の強さを感じさせる。

北村匠海さん(26)や野村萬斎さん(58)などメインキャストの時点で超豪華ですが、第4話(5月5日放送)で藤木直人さん(51)と、9年ぶりの連ドラ出演となった吹石一恵さん(41)の出演がサプライズ発表された。物語が面白いだけではなく、話題作りも非常に巧みですよね。ストーリーは謎が多く、Xでは考察も沸騰していて、このまま4月期連ドラトップを独走しそうです」

※画像は『アンチヒーロー』の公式X『@antihero_tbs』より

 まとめると、4月期連ドラの初回コア視聴率は、以下の通り。

5位『366日』…2.7%

4位『Believe』…2.8%

3位『ブルーモーメント』…2.9%

2位『アクマゲーム』…3.0%

1位『アンチヒーロー』…4.5%

 山下の『ブルーモーメント』が木村の『Believe』を上回っていたり、初回に限ってだが遅い時間帯の『アクマゲーム』が大善戦したりと、意外な結果となった4月期の連続ドラマの初回コア視聴率。各ドラマまだまだ先は長い。多くの視聴者に「面白い」と思わせて数字を伸ばす作品は、果たしてどの作品になるのだろうか――。