■亀梨和也がマッチしていない

「今回の石原は、真実に迫っていく高揚感ととまどいを見事に演じきっていました。一方の亀梨は、彼の個性でもあるクールな演技を貫いていましたが、石原に比べるとどうしても平板に見えてしまい、ストーリーの盛り上がりにマッチしていませんでしたね。今後は、放火事件に関する尋問など、2人が対峙するシーンが増えそうなので、少々不安を感じますね」(ドラマライター/ヤマカワ)

 また、終盤に流れる椎名林檎の主題歌『人間として』にも、X上で《ラストの曲、「彼はガンだよ、それも重篤な」という衝撃の発言のバックに流れる曲じゃないよねw 何かの意図があるのだろうけど》《テーマ曲はなんであんなにスチャラカなの? 全然合ってないよ》などと不満の声が。

「ミステリアスな雰囲気の本作。エンディングは毎回、驚きの展開で終わりますが、この時に流れる椎名林檎の歌がどうにもミスマッチで、放送当初から不満の声が多かったんです。ドラマ自体は出来が良いだけに、亀梨と主題歌の2点がどうも気になりますね」(前同)

 第5話では気になった椎名林檎の主題歌だが、流れるシーン次第では、マッチする場合もあるだろう。同様にストーリーの展開次第では、亀梨の演技もハマるはずだ。ドラマのクオリティがいいだけに、細かいところが気になってしまうようだ。

 ドラマはいよいよ後半に入る。視聴者が黙り込んでしまうような、驚きの展開に期待したい。