■なにわ男子・大橋の登場に「複雑」の声も

 23年10月23日に行なわれた日テレの定例社長会見で、石澤社長は退所後の岸の『DASH』出演について、「岸さんは『鉄腕DASH』の大切なファミリーと考えており、今後ともその方針に変更はありません」とコメント。出演継続は明言していないが、期待させるコメントをしていた。

「もっとも、『DASH』はTOKIOを筆頭に、現在もSTARTO社のタレントありきの番組。岸さんの退所と入れ替わるようにTravis JapanのメンバーなどSTARTO社タレントが積極的に起用されています。そのため、忖度が消滅しても岸さんが実際に出演するかと言ったら、なかなか難しそうですよね。

 また、岸さんもアーティスト路線を目指して事務所を辞めてNumber_iを結成したわけですから、岸さんサイドが『DASH』出演に消極的なのかも、という見方もありますね」(前出の制作会社関係者)

 対する『イッテQ』は、大橋の出演が予告されていたこと、そしてコーナーの内容から、放送前から反応する手越ファンは多かった。

「大橋さんが出演したのは、宮川大輔さん(51)の『世界で一番盛り上がるのは何祭り? inアメリカ』のコーナー。過去には手越さんが参加する機会も多かったですよね。大橋さんは手越さんとは方向性が違いますが、明るいお調子者ぶりや、腰が引けている姿をナレーションに茶化される流れは、手越さんを彷彿とさせました」(前出の女性誌編集者)

 大橋と宮川が挑んだのは、アメリカ・テキサス州の「野生の豚祭り」。野生の豚(40kg前後)を2人1組で捕獲して麻袋に入れるまでの時間を競う祭りだった。大橋は「レギュラーを目指している」と言い身体を張って頑張っていたこと、宮川も最後に「また大橋くんと第3回、どこかに行くと思いますが……」と話していたことから、今後に期待する声は多い。

 Xでは大橋に好意的が声が多い反面、

《大橋くんがレギュラーになったとしても、年に数回先輩の威厳を見せる的な感じで手越くん共演してくれないかなー。きっと面白いと思う…》
《大橋くんのお仕事が増えるなら欲しいけど、手越くんが長年築き上げてきて人気番組にしていったのを知ってるからめちゃくちゃ複雑》

 と、やはり手越に言及する声も目立つ。

 また、番組後半の別コーナー「温泉同好会」ではフィリピンの遊具「恐怖の1回転ブランコ」が登場したが、これが過去に手越と宮川が挑んだ企画と似ていたこともあり、

《(ブランコは)宮川大輔さんが出来なくて手越くんが1発で成功したやつ?》
《(このブランコは)宮川大輔と手越がこれで競って手越が宮川のこと煽りまくって手越ぐるんぐるん回ってたやつ》

 といった声も。

※画像は『イッテQ』の公式X『@itteq_ntv』より

「手越さんは退所予定だったのですが、コロナ禍での夜間外出が原因で20年5月に活動休止処分になり、そのまま本人の意向で同年6月に退所を早めたという経緯があります。円満退所とは言い難く『イッテQ』にも迷惑のかかる降板でしたが、手越さんとウッチャンナンチャン内村光良さん(59)ら『イッテQ』ファミリーの関係は現在も良好。

 すでにジャニーズ事務所は消滅して揉めた創業家もいませんので、番組復帰はともかく1度限りの再登場などはあるかもしれない。そこで大橋さんと共演する可能性もゼロではないと思われますが……」(前出の制作会社関係者)

 岸と手越――今回に限らず、2人のファンのみならず番組ファンがふとしたことで両者の活躍を思い出すことは多い。それは、岸と手越がこれまで『DASH』と『イッテQ』で大活躍してきた証に他ならないだろう。再出演への期待感は日に日に高まっているが――。