■先輩アナウンサー“ごぼう抜き”の大出世

 前出の制作会社関係者は続ける。

「『行列のできる相談所』や『絶対に笑ってはいけないシリーズ』の総合演出を務める敏腕演出家のT氏はかねてより執行役員でしたが、6月の人事でS4のチーフエクゼクティブスペシャリストという等級になります。これは取締役級の扱いで執行役員よりも上の立場です。

 また、大人気番組『世界の果てまでイッテQ!』で知られる演出家のF氏は今度の人事でS3のゼネラルスペシャリストになります。役員待遇の一歩手前と言えそうな立場です。そうした並びのなかで、水卜アナはS2のチーフスペシャリストという等級になる。

 活躍ぶりから考えれば当然とも言えますが、上にはT氏とS氏しかいないような高い評価を受けているんです。9期上の森圭介アナ(45)は水卜アナよりも下のS1のリードスペシャリストですから、いかに水卜アナが局内で高く評価されているかがうかがえますよね」

 森アナは4月から『news every.』のMCに就任。局内からも期待されているはずだが、そんな先輩を差し置いて、水卜アナがチーフスペシャリストになるというから驚きだ。

※画像は水卜麻美アナの公式X(ツイッター)『@mitomeetmeat』より

「森アナだけではありません。他の先輩アナウンサーもごぼう抜き。水卜アナ以外にチーフスペシャリストにはアナウンサーはいませんし、日テレ全体でもチーフスペシャリストはほぼいないそうですからね。このように、年齢が下であっても圧倒的な実力があり、結果を出せる人が高く評価されるシステムに変わるんです。

 6月からは水卜アナの“社外流出”を防ぎたい上層部の引き留め戦略が具体的に運用されるということですが、当然、等級によって給料やボーナスも大きく変わってくる。“チーフスペシャリスト”になった水卜アナの給料とボーナスが相当上がるのは間違いない。年収で言うと最低500万円は増えるのでは、と見られていますね。

 ただ、水卜アナの実力と実績を考えたら、等級はまだ低いでしょうね。局内でハレーションが起こらぬよう、まずはチーフスペシャリストに留めておいて、来年以降、さらに上へと引き上げる可能性があると見られていますね。彼女が残してきた実績、局への利益を考えれば、十分あり得る話です。

 水卜アナは常々、日テレ愛を表明し、過去には“退社を考えたことは1回もない”とも語っていますが、そこに十分な報酬が伴えば、彼女もより強く日テレ愛を貫くことができるでしょう。

 将来は現役アナウンサーでありながら役員待遇、そしてさらに上へ――水卜アナの出世街道がいよいよ本格的に始まったと言えそうです」(前同)

 新人事制度でいきなり先輩局員をごぼう抜きにした水卜アナ。ミトちゃんが日テレの役員になる日も近そうだ。