■生田竜聖アナにさらなる活躍が期待されるワケ

 放送6年目に突入したフジテレビの夕方の報道・情報番組『Live News イット!』は4月1日から大幅リニューアルを敢行。2月にNHKを退局した青井、宮司愛海アナ(32)がMCを務める体制へと変わった。

 しかし、青井はMC就任を前に視聴者の反発を招いてしまうような問題が明らかになった。青井がNHKアナウンサー時代に、上司の許可を得ずに親族企業からの役員報酬を得ていたとして、兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意処分を受けていたことが報じられた。

 報酬は全額返却し役員からも退任したというが、1月18日に担当していた夜の報道番組『ニュースウオッチ9』(NHK総合)を突如として降板したことも重なり、『イット!』のMC就任が明らかになると、《イットはいい番組だと思っていましたがこのままでは イットは見ません》などの声が上がってしまった。

※画像は『Live News イット!』の公式X(ツイッター)『@livenews_it』より

「青井さんの祖父は百貨店や商業施設を展開する大企業・丸井(マルイ)の創業者。父親は不動産関連会社を経営という生粋のお坊ちゃまということもあり、そんな超セレブが庶民が見る夕方ニュースのキャスターを担当するのか、といった感じで彼を受け入れられない視聴者も少なくありません。

 一方で3月まで『イット!』のMCだった榎並大二郎アナ(38)の信頼は厚かった。そんな榎並アナは4月に『すぽると!』に異動しましたが、『イット!』を追い出されるような格好にもなってしまい、特にアナウンス室や制作の現場からは怒りの声が上がったといいます。他局出身のフリーアナに帯番組のMCの座を奪われてしまったわけですからね。

 青井さんの起用もあり、フジ内部では“自局のアナウンサーに活躍してもらいたい”という機運がより高まっているといいます。生田アナは外的要因も大きいですが、全国の視聴者からも応援される存在になりました。『めざましテレビ』はもう13年もやっていますから、今後は夕方のニュースのMCというポジションが期待されることになりそうです。

 青井さんにMCが変わっても『イット!』は夕方のニュース番組で最下位の視聴率。近々、フジテレビ内で大きな人事があるといい、まだ『イット!』MCに就任したばかりですが、青井さんの身もどこまで守られるかは分からない、とも言われていますね。

 さまざまな状況も込みで“皆が応援したくなるアナ”になった生田アナがメインを張れば、フジの夕方のニュースも視聴率アップが期待できそうですが……」(前出の制作会社関係者)

 再婚を報告した生田アナに今、大きな注目が集まっている――。