■異例高視聴率の『これ経』続編クランクイン直前に制作中止に……

 続編への待望論が湧くドラマ『これは経費で落ちません!』だが、2021年1月クールの放送を目指して続編の制作が進められていたものの、クランクイン2か月前に突如として制作が中止されてしまったと報じられてる。

『これは経費で落ちません!』で主演を務めた多部は、せっけんメーカーに勤める几帳面な経理部勤務の森若沙名子を好演。

「何事にもイーブンに生きる」がモットーの沙名子がそれに則って、回ってくる領収書や請求書から見えるワケありの人間関係に立ち向かう姿や奥手な彼女の恋模様をコミカルに描いたオフィスドラマで、伊藤は多部演じる沙名子の後輩で同じく経理部所属の佐々木真夕を演じた。

※動画は「NHKドラマ」の公式X(ツイッター)『@nhk_dramas』より

 同作が放送されたNHKの「ドラマ10」枠では、視聴率に苦戦する作品が少なくないにもかかわらず、『これは経費で落ちません!』は異例の高視聴率を記録。ドラマ終了後には続編を望む声が多数上がった。

 NHKサイドも好評を受けて早々に続編の制作を決め、2021年1月クールの放送を目指していたものの、新型コロナウイルスの流行もあり、同年4月クールの放送が決まっていたとされる。

 2020年10月下旬よりクランクインすることも決定し、スタッフも準備を進めていたが、撮影開始まで2か月を切っていた同年8月下旬に関係者に制作中止が告知されたという。