■“旧ジャニーズ御用達女優”によるプロの距離感

 旧ジャニーズタレントの相手役女優は、一定の“条件”をクリアしている必要がある。“過去にジャニーズタレントとの熱愛疑惑がない”は当然として、

「作品は恋愛ものが中心なので、同世代の若い女優であること、私生活が奔放すぎないこと、何かあった際に対応が取れる大手事務所に所属していること――この3つが前提条件です。

 そして、実は重要なのが“旧ジャニーズタレントと共演してもファンが怒らない”という点。旧ジャニーズと共演した女優は“番宣で距離が近い”などの理由で、ファンから怒りを買って炎上しがちですからね」(前出の芸能プロ関係者)

 前述の『トリリオンゲーム』では今田美桜(27)が目黒のヒロイン兼ライバルで出演していたが、まさに“距離が近い”という理由でインスタグラムが炎上したことがあった。

 23年7月放送の『アイ・アム・冒険少年』(3月にレギュラー放送終了)に今田、目黒、福本が出演するにあたり、『トリリオンゲーム』のXとインスタグラムは3人の集合写真を投稿。写真は目黒が中心でその右に今田、左に福本という並びだったのだが、今田と目黒の距離は近かった一方で、福本は目黒と少し間を空けて立っていたのだ。

 今田は目黒ファンにも好かれている存在だが、福本が距離を空けていたことで距離感が際立ってしまったのだろう、SNSでは《(今田は)少し距離近くない…?》《莉子ちゃんの距離感はさすがです。ジャニーズ御用達女優さんになるの納得です。プロ意識が。。》といった声が寄せられていたのだ。

 また、『アイ・アム・冒険少年』にはSnow Manの向井康二(29)がレギュラー出演していたことから今田、目黒、向井、福本の4ショットバージョンも番組Xに投稿されているが、これも福本だけは距離を空けていて、“3人と1人”のような構図になっていた。

 なお、今田は『2024 エランドール賞授賞式』(2月8日開催)で目黒と2ショット写真を撮った際は、距離を取っている。『トリリオンゲーム』の際の騒動で、炎上リスクを痛感したのかもしれない。

 ※映画『わたしの幸せな結婚』の公式X『@watakon_movie』より

 前出の芸能プロ関係者は続ける。

「御用達女優はたびたび旧ジャニーズタレントと共演していますので、何をすれば荒れるか、そうならないためどう対応していくかも熟知しているわけです。もちろん、ノウハウを持っている所属事務所サイド、マネジャーの助言もあるでしょう。

 目黒さんとの件だけでなく、福本さんは旧ジャニーズタレントとオフショット写真を撮る際は間を空けるか、ゼロ距離の場合も積極的に詰めている感じはしない雰囲気で写ることが多いですね。

 もはや、福本さんは“旧ジャニーズ御用達女優のプロ”とも言えそうな感じ。また、そうしたファンに対する気遣い、配慮を続けてきたからこそ、福本さんは現在まで多くの旧ジャニーズタレント作品に出演し続けられているのではないでしょうか」(前同)

 ジェシーとダブル主演する映画『お嬢と番犬くん』公開の時期には宣伝稼働も増えていくことになるだろう。その際も、福本なら炎上のリスクはなさそうだ。