■『silent』チーム再集結&永別の恋人役は有村架純か

 女性誌編集者が話す。

「ジュニア時代から夢ノートに書いていた夢がまさに実現しようとしているときにもかかわらず、浮かれることなく目の前の作品だけに集中していたなんて、なかなかできることではありませんよね。そのストイックな役者魂が周囲から高く評価されているんでしょうね」

 目黒が主演を務める7月期の月9『海のはじまり』は、社会現象を巻き起こした前述の『silent』の脚本・生方美久氏、演出・風間太樹氏、プロデュース・村瀬氏が再び集結し、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナルストーリー。

 7年前に別れた元恋人の死をきっかけに、自身と血のつながった娘の存在を知る28歳の青年・月岡夏(目黒)を主人公にした家族の物語だ。

 夏は大学時代に同級生・南雲水季(なぐも・みずき)と交際。幸せな日々を送っていたが、就職活動の時期を迎えた頃、彼女から別れを切り出されてしまう。

 その後、夏は大学を辞めた水季と会うこともなく卒業し、就職。新たな人生を歩んでいたが、大学時代の友人からの連絡で水季が亡くなったことを知る。水季の葬式へ向かった夏は、そこで彼女の子どもだという女の子・海(うみ)と出会う。

 そして夏は、その父親が自分だと聞かされる。彼は自分の知らないところで過ごしてきた2人の長い時間を思いながら、父親になろうとしていく――というストーリーだ。

※画像は『海のはじまり』の公式X(ツイッター)『@umi_no_hajimari』より

「『silent』の第2話撮影時から月9の話が動いていたといいますから、夏は目黒さんを想定して当て書き(その役を演じる俳優をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと)されたのかもしれませんね。『silent』の撮影は22年の夏ですから、2年弱も温めていた作品になる。目黒さんの準備もバッチリでしょう。

 そして、ヒロインは有村架純さん(31)が内定していると報じられています。おそらく、死に別れた、永別した元彼女で夏(目黒)が育てていく女の子の母である水季を演じるのでしょう。2人は2022年公開の映画『月の満ち欠け』でも共演していますから、息の合った演技を見せてくれるのではないでしょうか。

『silent』のような美しい映像、生方氏の秀逸な脚本、そして最旬の俳優である目黒さんと有村さんの演技――長い準備期間があった『海のはじまり』は、相当期待できる作品になりそうですね」(前同)

 ジュニア時代からの夢を叶えた目黒の月9ドラマでの演技に、大いに注目が集まっている。