■『イッテQ!』総集編で「手越はガン無視」

“消されたジャニーズ”の筆頭といえば、元NEWS手越祐也(35)だろう。手越は2020年6月にジャニーズ事務所を退所。以降はソロアーティストとして活動を続けている。

 ジャニーズ在籍時、手越は大人気バラエティ『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のレギュラーメンバーとして番組を大いに盛り上げたが、退所前後から手越の過去の出演シーンが放送されることは基本的になくなった。

 2022年8月の『イッテQ!』では総集編企画「真夏の爆笑アワード」が放送されたが、ここにも手越の出演シーンはなかった。

 番組ではたびたび総集編を放送しているが、そのたびに「総集編で手越はガン無視されるのは、分かっていてもやっぱり寂しいな」「悲しいなぁ今日のイッテQ総集編なのに一瞬たりとも手越が写ってない…」などのコメントが寄せられる。

 2022年4月放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)からは、元関ジャニ∞錦戸亮(38)の存在が消されてしまった。

 同番組には川栄李奈(28)がゲスト出演。転機になった作品として、2014年放送のドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)を挙げたが、番組のナレーションでは「満島ひかり主演の学園ドラマ」と説明された。

『ごめんね青春!』で主演を務めたのは錦戸だったにもかかわらず、その名前が出ることはなかったのだ。

 そのため視聴者からは「錦戸さんの存在を消される意味が分からない」「錦戸さんにも失礼だし作品に対しても失礼です」などの批判的な声が上がった。

■新しい地図の3人は『スッキリ』で排除され……

“テレビ局の忖度”といえば『スッキリ』(日本テレビ系)で、元SMAP新しい地図稲垣吾郎(49)、草なぎ剛(48)、香取慎吾(46)の登場シーンが排除されたこともあった。

 2017年11月の番組では、雑誌社が主催するイベントを取り上げた。このイベントには新しい地図の3人が出演していたため、ジャニーズ事務所と深いつき合いの日本テレビ編成部はイベント自体を取り上げることを嫌がっていたと、当時の『週刊文春』(文藝春秋)が報じていた。

 それを知った番組MCの極楽とんぼ加藤浩次(53)が「うちは忖度する番組ではない」と主張し、『スッキリ』でもイベントを取り上げることに。ところが生放送では3人が映っている場面をカットしてオンエアしたのだ。

 これに反旗を翻したのがナレーションの「天の声」として出演する南海キャンディーズ山里亮太(45)だった。山里はVTRに映っていない新しい地図について「香取くんと草なぎくんと、吾郎ちゃんも選ばれてるのよね」とコメント。加藤は「なんで(VTRに)いないの? なんだよ、それ」と不満を漏らした。

『週刊文春』によると、山里と加藤の発言によって現場はパニックに陥ったという。