■SMAPの映像作品を管理する会社が“アンタッチャブル”に――

 芸能プロ関係者は話す。

「再放送や配信が権利問題で難しい――よくある話ですが、SMAPと木村さんの回は、独立したメンバーや旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)関係の権利問題が非常にややこしいことになっていて、それが原因で再放送が事実上不可能だと言われ続けてきました。

 木村さん単独回は放送や配信は可能と考えられますが、悪目立ちするから再放送できないのでは――そういう言い方もされています。木村さんの出演回が放送され、SMAP回が放送されなかったら、“いまだに忖度があるのか”や“闇を感じる”といった声が殺到して炎上――そうした展開になりかねませんからね」

※画像は草なぎ剛の公式X『@ksngtysofficial』より 

 SMAPの映像作品の権利は、2005年6月に設立された旧ジャニーズの関連会社『株式会社ジェイ・ドリーム』が管理してるとされる。『ジェイ・ドリーム』はジャニー喜多川氏(享年87)が代表取締役社長、元SMAPチーフマネージャーのI氏が取締役を務めていた会社で、16年末のSMAPの解散後も“幽霊会社”として放置状態。

 同社はこの4月に旧ジャニーズのマネジメント部門が新会社のSTARTO ENTERTAINMENTの新体制に移行してからも、まだ会社名に“ジェイ”がついたままで残っており、その代表取締役も長年、旧ジャニーズに勤めた名物広報マンの元副社長のS氏が務めたままになっているという。そして、元チーフマネージャーのI氏や元SMAPのメンバーが、同社の株式をかなり保有しているとも言われている。

「『ジェイ・ドリーム』はSMAPのための会社だったんです。それがSMAPが解散、I氏が退所したことで休眠状態となり、会社清算のためにはI氏や元SMAPメンバーとの話し合いも必要になると言われていて、相当ややこしいことになっているといいます。

 昨年、ジャニー氏の加害が大問題化したこともあり、I氏や元メンバーも旧ジャニーズには近づきたくないはず。ジャニーズ事務所という社名が消えたことで、ますます『ジェイ・ドリーム』はアンタッチャブルな状況になったと言われていますね」(前同)