■嫌われまくる主人公&視聴率は大コケ 大逆転のカタルシス展開はあるか

 また、『Re:リベンジ』では、錦戸演じる大友は敵役として魅力的なこと、その役を演じているのが演技力とあふれ出る色気を持つ錦戸であることも手伝い、

《いつも赤楚衛二よりも錦戸亮の存在感が大きくて錦戸亮の方が主人公に見える》
《本人が悪いんじゃないよ、リベンジ、主人公のキャラが子供っぽい設定すぎて、赤楚さんの演技が浮いて見える。常に怒ってて、全然深みを感じられない。錦戸さんの引き立て役みたいな感じだよ、、何なんだこの感じ、、》
《錦戸と一緒だと赤楚の演技のアラが目立つ(泣)てかベテランの役者多すぎて赤楚と芳根京子浮いてるよ》

 といった、主役の赤楚が錦戸の存在感に食われている、という指摘する声も多い。

※画像は『Re:リベンジ』の公式X『@revenge_fujitv』より 

「『Re:リベンジ』の主人公・海斗は、視聴者からとにかく嫌われてしまっていますね……。演じる赤楚さんは、昨夏放送の『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系/23年7月期)で民放GP帯連ドラの初主演を飾り、『Re:リベンジ』が2作目です。

『向井くん』は、赤楚さんの演技や内容面も評価されていたのですが視聴率はイマイチ。世帯平均視聴率5.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、現在、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率も低調でした。

 それだけに『Re:リベンジ』は失敗できない勝負の主演ドラマでしたが、本作も相当厳しいことになっています。現状までで評価するならば、2度目のGP帯主演作に『Re:リベンジ』を選んだのは、もしかしたら判断ミスだったかもしれませんね……」(前出の制作会社関係者)

『Re:リベンジ』のコア視聴率は初回(4月11日)こそ2.4%だったが、第2話(18日)で1.5%に急落。その後も視聴者は戻ることはなく、第6話(5月16日)も1.5%という大コケ状態になっている。

「本作はタイトルに“Re:”とあること、主人公の海斗の未熟ぶりや錦戸さん演じる大友の過去、そして病院の絶対権力者で会長の天堂皇一郎(笹野高史/75)の悪辣さから、“リベンジのリベンジ”――さらに大きな波乱があるのでは、と考察する声もあります。

 終盤戦で、海斗が視聴者からの信頼を一気に戻して、応援したくなるキャラクターになるカタルシス展開があるのかもしれませんが、5月23日の第7話のあらすじ的には、それはまだ期待できなさそうな感じです。

 ここまで主人公が視聴者に嫌われる、というのはなかなかないことでしょうし、数字も深刻なので、赤楚さんの“主演俳優”としてのキャリアにも響くのでは、と心配する声もありますね」(前同)

《「野心」と「復讐心」が入り乱れ、「欲望」に食い尽くされた者たちの先に待つ未来》(公式サイトより)を描く『Re:リベンジ』。現時点の主人公・海斗は「欲望」に食い尽くされた男として、意図的に悪く描かれている可能性もあるが、果たして、ここからの大逆転はあるのだろうか――。