■ドロドロの松下洸平が見られるかも

「ドラマ公式サイトによると、周明は《朱仁聡(ヂュレンツォン)らとともに越前にやってきた、宋の見習い医師。まひろ(紫式部)に宋の言葉を教えてくれ、2人は親しくなっていく。優しく穏やかだが、どこか謎めいたところがある男》とあり、今までにない松下が見られそうです。

 というのも、『最愛』も昨年の『いちばんすきな花』(フジテレビ系)も今期の『9ボーダー』(TBS系)も、松下は基本的に純愛路線。しかし、今回のまひろには道長という想い人がいて、周明とは悲恋になりそうです。横恋慕は今までの松下にないパターンで、ファンが身悶えする姿が今から目に浮かびます」(ドラマライター/ヤマカワ)

 これまでの松下洸平沼より、さらに深い沼になりそうだーー。

「『光る君へ』は、これまでの大河ドラマと違って、セックス&バイオレンスを掲げていて、男女のドロドロした関係を描いています。NHKらしからぬ濃厚なラブシーンもあり、まひろと周明の関係も、京から離れた越前を舞台に、ひと筋縄でいかないものが期待できます」(前同)

 平均世帯視聴率が10%台(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前年作『どうする家康』の全話平均視聴率の11.2%を下回る低調続きだったが、第19話からジワジワと上がってきている。これで、今まで見たことのない松下洸平沼が出現すれば、さらに勢いがつくだろう。