■8月にはダンス企画でアメリカへ飛ぶラウール

 5月10日放送の『それスノ』は、ラウールとほなつちゃんと、姉・ゆいなちゃん(14)の3人がダンスチーム・Bumpyを結成。世界57か国で予選会が行なわれるストリートダンスの世界大会『WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP2024』に挑む姿を描く密着ドキュメント企画だった。

「ラウールさんはグループでも家族でも末っ子のため、“年長者”としての経験不足からコミュニケーションに悩んだり、別の仕事が忙しくて2人の足を引っ張ってしまうことに苦悩したりと、ダンス以外でも見応えのある内容でした」(前出の女性誌編集者)

 ダンスチーム・Bumpyはうまくいかない時期もあったが、Snow Manの中でも抜群のコミュニケーション能力を誇る向井康二(29)がサポートしたことでチームの結束力が高まり、ダンスの完成度も向上し、見事に予選を突破。8月にアメリカで行なわれる本戦への出場を決めた。

 ラウールは自身が大手事務所の、しかも人気グループにいることから、「肩書のない世界で勝てるんだぞっていう証明をする」と決意を語っていた。

 ラウールは俳優業でも輝きを見せている。

「デビュー後、ラウールさんは演技の仕事がそれほど多くはなくて、俳優業はSnow Man全員が主演の『おそ松さん』(2022)と、初単独主演映画『ハニーレモンソーダ』(2021)だけでしたが、今夏、3年ぶりの単独主演映画が控えていて、これが注目されていますね」(前出の女性誌編集者)

 ラウールは、8月2日公開の主演映画『赤羽骨子のボディガード』で高校3年生の威吹 荒邦(いぶき・あらくに)を演じる。タイトル通りクラスメイトで幼馴染の赤羽骨子(出口夏希/22)をボディガードする役で、激しいアクションシーンもある作品だ。

※画像は『赤羽骨子のボディガード』の公式X『@akabanehonekomv』より

 なお、映画の撮影が前述のダンス企画のレッスン時期が被ってしまったことも『それスノ』内で明らかになっている。俳優業の多忙を乗り越えて、ダンスチームでの世界大会への切符を手にしたのだ。

「モデル活動、グループ活動、バラエティ番組に俳優業。この4つと並行して、ラウールさんは2022年春から早稲田大学の人間科学部健康福祉科学科(通信)に入学し、勉学にも勤しんでいる。そんな彼は、いわば5刀流ですよね。しかもその内容は、パリコレモデルから、ダンスの世界大戦出場、そして超売れっ子アイドルグループの一員――というハイレベルなもの。

 Snow Manでは、7月期のフジテレビ月9の主演を務める目黒蓮さん(27)とラウールさんの“めめラウコンビ”が、フロントマン的な立ち位置でグループの人気をけん引しているところがありますが、今後さらに、ラウールさんの存在感が増していきそうですね」(前同)

 多くの活動をハイレベルでこなすラウールはまだ20歳。あまりにもスケールの大きい20歳のスターの天井は、全く見えない。