■映画好きの間で有名だった俳優がドラマでも話題に
「同じフジドラマでは杉咲花さん(26)主演の医療ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系/月曜夜10時~)も、二番手役の俳優が、特に映画好きの間で注目を集めています」
『アンメット』は記憶障害の脳外科医・川内ミヤビ(杉咲)が、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治と出会うことで始まる物語。その三瓶役の若葉竜也(34)に、大いに注目が集まっているという。
「若葉さんは、ドラマチックに演じないんです。極端に誇張しすぎず、それでいて決して無感情には見えないギリギリのラインで、非常にリアルに役を演じている感じ。『アンメット』は音楽やカメラ、間の感じなど全体的に映画っぽい雰囲気の作品なので、若葉さんの演技がさらにピッタリとかみ合っています。
演技力の高さ、地上波ドラマでは滅多に見られない俳優のため、映画好き以外の層から”誰か分からないけどスゴい”となり、話題なんですよね」
若葉は、杉咲とNHK朝ドラ『おちょやん』(20年後期)、映画『市子』(23年)などで共演歴があり演技力は本物だが、映画に比べると地上波ドラマの出演は消極的なスタンスに見える俳優だ。
『アンメット』の出演も当初は気乗りしておらず、
《普段は連続ドラマを見ないので、自分が見ない媒体に出たいと思わなかったのが正直な気持ちです。(略)連続ドラマはどうしてもスピード優先で制作が進むので、葛藤が生まれる瞬間もあると、俳優仲間から聞いたことがあって。そこが自分のスタンスには合わないだろうなと思っていました》
と、4月12日配信の『with digital』でコメントしているが、杉咲が電話をかけて出演を後押ししたことが制作発表会見で明らかとなっている。
おはようございます
— アンメット ある脳外科医の日記 (@unmet_ktv) March 30, 2024
三瓶友治です#アンメット pic.twitter.com/Jv4myvOeW5
若葉は映画好きの間では評判の俳優だったが、映画を観ない層にはそこまで名が知られていなかった。それだけに『アンメット』で彼を知った人も多く、
《民放ドラマの怒るシーンがうるさいと常々思ってるので、今日の静かにブチギレる若葉竜也は素晴らしかった。映画の人だ》
《失礼ながら全く知らなかった若葉竜也さんすごくいい役者さんなのでは…何者なんだ…と思いながら見てた》
《ドラマ見るまで若葉竜也を知らなかったが、ここまで三瓶先生を作り上げるとは すごい俳優さん 今ひそかに三瓶先生推し》
といった声が多く寄せられている。
「新境地を切り開いた堀田さん、久々の地上波連ドラで抜群の色気を見せた錦戸さん、ドラマ好きにも刺さる本物の演技力を見せる若葉さん。リアルタイムではあまり見られておらず、いまいち盛り上がりに欠ける4月クールのドラマですが、その中でも3者は、自身のポテンシャルを発揮して、大注目となっています」
堀田、錦戸、若葉、3人に注目すれば、放送中のドラマはもっと面白くなるのかも。