■匂わせが多い大島優子

「青山(林)も怪しい動きを見せていますが、最も怪しいのは白木(大島)です。本作では役名に色がついている登場人物が明墨側の人間だと言われていて、法律事務所員は全員、色がついています。白については、“クリーンな存在”という見解もありますが、逆に見ると、どんな色にも染まる、つまり裏切る可能性が高いということではないでしょうか」(ドラマライター/ヤマカワ)

 公式サイトの白木のプロフィールには「明墨が元検事だったことを知っている」と書かれていて、これまで描かれていない、明墨の(長谷川)過去を知っているようだがーー。

「白木は、仕事が終わるとさっさと帰ってしまう描写が何度も出ていますが、これも裏でなにかやっていることの匂わせかもしれません。実は二重スパイで明墨を裏切る、しかし、それは見せかけで、最後に明墨を助けるといった、さらなるどんでん返しがあるとか……。とにかく終盤の重要人物になることは間違いないでしょう」(前同)

 今後のキーマンになるのは白木か青山か? また、ラストで緋山(岩田剛典/35)が江越という人物の居場所を探していることが分かった。江越は、相関図で唯一役名が明らかにされていない、迫田孝也(47)だと思われるが、どんな役回りだろう? 予想を裏切る展開で、視聴者を楽しませてきた本作。最後はどういう形で裏切ってくれるのか注目したい。