■瀬戸内海グルメに舌鼓

 そして、5つ目は、『海鮮七輪バーベキュー』(愛媛県・道の駅よしうみいきいき館=2200円〜)。

「瀬戸内海の島々が連なる“しまなみ海道”の大島にある道の駅で、なんと、そこの名物は七輪を使った本格海鮮バーベキューなんです。七輪などの用具を借りたら、店内で自分の好きな食材を選んで焼いていきます。もちろんセットメニューもあります」(前出の守屋氏)

 また、日本三大潮流に数えられる来島海峡が近くにあり、そこで獲れた新鮮な魚が食べられるのも、ここの魅力の一つ。

「特に、来島海峡の荒波で育ったタイは、身が引き締まっていて絶品。バーベキューのセットに“鯛めし”があったり、お造りにしても食べられるので、ぜひ」(前同)

 続いて、『マツコの知らない世界』(TBS系)で“道の駅の世界”の回に出演した、旅ライダーの平賀由希子氏が厳選した、5つのグルメを紹介しよう。

 1つ目は、『タコ天』(広島県・道の駅みはら神明の里=1000円)。広島グルメといえば牡蠣やお好み焼きが有名だが、

「実は、瀬戸内海の新鮮なタコを使った天ぷらも人気急上昇中。今年4月に放送されたバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW!』(日本テレビ系)では、広島県民の熱愛グルメとして、三原市の巨大タコ天が取り上げられていました」(前出の夕刊紙記者)

 気になる、その味は。

「タコの足の丸々一本を天ぷらにした豪快な一品で、サクサクの衣と、身のプリッとした食感がクセに。かつ、ニンニク風味のパンチのある味がたまりません。道の駅みはら神明の里では、単品の他、タコ天を乗せた特製カレーもあるのでオススメです」(平賀氏)

■周囲にはアウトドアスポットも

 2つ目は、『小菅産ヤマメのアンチョビピザ ヒラタケのクリーム』(山梨県・道の駅こすげ=1540円)。

「都内から約2時間で行ける、人気行楽地の山梨県小菅村は、多摩川の源流がある自然豊かな土地で、新鮮な川魚が獲れます。道の駅には、窯焼きのナポリ風ピザを提供するレストランがあり、そこで生地はモチモチ、チーズたっぷりのピザが食べられます」(前同)

 加えて、道の駅の周囲には、アウトドア好きの琴線に触れるスポットがたくさんあるんだとか。

「釣りや川遊びができるキャンプ場が充実しているので、夏のアウトドア旅行にピッタリ。また、都心から小菅村へ向かう道中には、奥多摩湖の湖畔を通る人気のドライブコースや、大自然の中にある露天風呂があり、多くのバイク乗りが訪れています。合わせて楽しんでみては」(同)

 運転の疲れをスイーツで癒やしたいという人は、3つ目の『ブリュレパンケーキ』(茨城県・道の駅常総=1450円)がオススメだ。

「23年4月にオープンした道の駅常総ですが、中でも県産のブランド“天てり卵”などを取り扱ったレストラン『TAMAGOYA』は行列が絶えません。人気メニューは、フワフワ食感の生地に、たっぷりのグラニュー糖をふって炙った特製パンケーキです。優しく、とろけるような甘さはどんな疲れも吹き飛びます」(同)