■木村拓哉世代から竹内涼真世代へ……押し寄せる“世代交代の波”

『JUDGE EYES』はPlayStation4用としてリリース。2021年4月リリースのリマスター版、『LOST JUDGMENT』はPS4以外にもPS5、Xbox One、Xbox Series X/Sにも対応した。

「セガはパソコン用のプラットフォーム『Steam』での対応も目指したようなんですが、当時の旧ジャニーズの“ネット展開NG”に抵触し、Steamに展開することができなかったといいます。旧ジャニーズサイドはプレステやXboxのソフトならOKというスタンスだったようですね。

 ただ、世界にはプレステをはじめとするゲーム機が普及していない国も多々ありますから、パソコン版が最大の売り上げになる。それができないのであれば“もう続編は作れない”と制作サイドが判断し、シリーズは終了に至ってしまったようです。

 木村さん自身もかなりのゲーム好きで『JUDGE EYES』も相当やり込み、作品を気に入っていてシリーズ続行を強く望んだそうですが、当時の事務所の事情があってそうはならなかったと。今のSTARTO ENTERTAINMENT体制ならシリーズは続いていたのでは、と言われていますね」(前出の芸能プロ関係者)

※画像は『ジャッジアイズシリーズ』の公式X『@judge_sega』より

 ゲームと実写ドラマの違いはあるものの、木村主演の『JUDGE EYES』シリーズが終了。入れ替わるように竹内が『龍が如く』の主人公に抜擢された。

「木村さんはまだ老け込む年齢ではありませんが、渋い大人の50代俳優というポジションに移行しつつある。『JUDGE EYES』の八神の年齢設定は35歳。今の木村さんが演じるのは違うでしょうね。

 一方で竹内さんは30代前半と今まさに脂が乗り切っている状態です。人気ゲームの実写化にはうってつけ。ゲームもそうでしょうが、テレビ界も今は、CM単価に直結する若年層の数字を取ることを目標にしている。50代に突入した木村さん世代からまだ30代前半の竹内さん世代へ――作品の主役、メインになるところの世代交代の波が押し寄せていることがうかがえますよね」(前同)

 竹内が主人公に抜擢された実写版『龍が如く』は、原作のゲームような世界的なヒット作になるのだろうか。