日本テレビの水卜麻美アナウンサー(37)の異例とも言えるスピード出世が話題を呼んでいる。水卜アナは6月1日付の人事で「主任」から「チーフスペシャリスト」という管理職に昇進。いよいよ役員昇格も本気で見えてきたともささやかれているが、そんな水卜アナでも太刀打ちできない番組がある。それが『めざましテレビ』(フジテレビ系)だ。

 水卜アナにとって一丁目一番地とも言える番組といえば早朝からのニュース番組『ZIP!』(日本テレビ系)だが、この4月以降はライバルの『めざましテレビ』にさらに差をつけられているようだ。

※画像は『ZIP!』の公式X『@ZIP_TV』より

 この春、放送30周年を迎えたフジテレビの朝の情報番組『めざましテレビ』は1994年4月にスタート。当初はフリーアナウンサーの大塚範一(75)がMCを務め、八木亜希子(58)、小島奈津子(55)、高島彩(45)、加藤綾子(39)などの看板アナウンサーを次々と輩出。

 現在は三宅正治アナ(61)、生田竜聖アナ(35)、井上清華アナ(29)がMCを担当している。

「テレビ各局は13~49歳のコア視聴率を重視していますが、『めざましテレビ』のコア視聴率は4%前半、『ZIP!』は3%前半ですから、1ポイントほど差をつけられている。以前は両番組が競っていたのですが、4月からは明確に差がつきつつあるんです」(制作会社関係者)

『めざましテレビ』はなるべく多くのニュースをスピード感をもって伝えるという、ニュース番組としては王道の構成になっているという。

「出勤や登校準備もあり、朝は時間に追われている人がほとんど。そんな状況でもなるべく多くのニュースを知りたい、頭に入れておきたいという視聴者のニーズにしっかり応えていると言えそうです。加えて、エンタメ情報がとにかく充実している。グルメ、動物ニュース、『ちいかわ』などのショートアニメと、女性や若年層が見たくなるコンテンツ目白押しでコア視聴率も高いんでしょう。

 視聴率不調が言われるフジテレビですが、『めざましテレビ』だけは別格。そして、そんな番組を支えているのが福岡県出身の女子アナたちだと局内では言われているんです。フジテレビにおける福岡県出身者の結束は強く、人気女子アナを含めて実力者が多く揃っていると。

 フジの“福岡県人会”、そのトップに立っているのが生野陽子アナ(40)だといいます」(前同)