■独自すぎるフェンスの越え方に視聴者は沸騰

 木村演じる狩山は逃亡の際に左の肋骨を負傷しているため、なるべく左半身に負担がかからないような姿勢で柵越えを敢行。右手だけ地面側に伸ばし、左手は柵を軽く持つだけ。そして身体をくるっと回転させ、新体操のような要領で柵を越えた。

 この様子が“狩山式フェンス越え”としてX(旧ツイッター)が沸騰し、

《狩山式フェンス越えこれは自分にできない真似したくなるけど狩山さんしかできない》
《またキムタクが伝説作ったのかこれからフェンス超える時は狩山式使お》
《すげー(笑)まったく予想してない動きだった。。。》

 といった、驚いたという声が多く寄せられたのだ。

「ドラマ『Believe』は、いつまでも逃亡中の主人公の状況が好転しないこと、木村さんや小日向さん、北大路欣也さん(81)や天海祐希さん(56)など重厚なキャストが多くて若い視聴者に刺さりにくいことからか、今、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率は厳しくなっています。第6話(5月30日)の視聴率は世帯9.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人5.8%と高い一方で、コアは1.7%とかなり低かった。

 ただ、6月6日放送の第7話で主人公は真相に大きく近づいたし、各登場人物や事件の背景も本格的に分かり始めた。次回、拡大版で放送される第8話から物語は新章に突入しますので、ドラマとして逆襲の時ではないでしょうか」(制作関係者関係者)

※画像は『Believe-君にかける橋-』の公式X『@believe_tvasahi』より 

 次の第8話は、予告に「ついに逆襲開始!」というアオリ文句があるほか、裏切りに次ぐ裏切りで誰が仲間なのかもわからないスリリングな展開が期待できる内容となっている。

「第7話で北大路さん演じる“おやっさん”や、斎藤工さん(42)演じる弁護士に啖呵を切る場面もありましたが、木村さんはやはり権力者、目上の人物に臆することなく、自分の信じる正義を貫く姿が似合いますよね。

 これまでは後手後手で、弱い姿も見せてきた主人公ですが、協力者の刑事がいたり、真相が近づくにつれて反骨精神が燃えてきたりと、映像もどんどんアツくなってきている。独自すぎるフェンス越え“キムタク柵越え”も飛び出し、いよいよ多くの視聴者が求めているであろう、“強くてカッコいいキムタク”の逆襲が始まるのではないでしょうか」(前同)

 クライマックスが近づく『Believe』。さらなる“キムタクオリジナル”が飛び出すか。