■香絵・丸山礼は何者なのか

「どうやら元彼だった律。では公太郎は? そのヒントはタイトルに隠されています。“くるり”の意味は、律と公太郎の立場がひっくり返るという意味かも。“ひと目惚れした”と言っていた律は、実は元彼。元彼と言っていた公太郎は、実はこれからつきあおうとしていた。2人の立場が入れ替わるも、最後は公太郎とまことが新しく恋を始める、という最後ではないでしょうか。

 加えて、まことの人生も、以前のモノトーンの世界から、花に囲まれた色彩豊かなものに、“くるり”と変わるという意味も込められているのでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ)

 どうやらハッピーエンドで終わりそうだが、まことが階段から転落する原因となる、ストーカーをしていた人物がはっきりしないーー。

「これも“くるり”が生かされるはずです。リングショップで意味深に語られていた、女性に四股をかけている人物も怪しいですが、一番怪しいのは香絵(丸山)です。ここまで、香絵はまったくつきあいがなかったにもかかわらず、記憶を失ったまことに親身になって理不尽なぐらいに良い人でした。もし、彼女がまことに恨みがあってストーカーしていたら、この“くるり”はかなり衝撃的なものになります」(前同)

 X上でも《ストーカーの犯人、丸山礼な気がしてしかたがない。まことが律と飲んで酔って帰ってきたとき、後ろから現れたし!》《とりあえず、男3人はそれぞれみんな嘘ついてるのは間違いないけど、案外、香絵さんも嘘ついてて、ストーカーの可能性あるのかな》など、香絵がストーカーだと考察する声が。

 まさかとは思うが、ありえない話ではない。また、《まことの蘇った記憶は去年のクリスマスまで、その後、まことにフラれた律がストーカーになっていた》や《公太郎はストーカーからまことを守るため、元カレだと偽った》などの考察もあり、残り2話で、どんな大どんでん返しの“くるり”があるのか注目だ。