■映画化に早くも逆風が

 映画化発表に対しても《巨大スクリーンで、てるりん(間宮)拝めるなんて嬉しい》 など劇場版に期待する声はあるが、

《間宮祥太朗と田中樹のファンが観に行くから映画はある程度売れるだろうけど原作ファンからするとクソドラマでした日テレは2度と漫画原作のドラマ作らないでくれ》
《原作にはないストーリーなんだろうけど原作改変しまくった挙げ句クソつまらないドラマに仕上げたこの制作陣が面白い映画を作れるとは思わないので観ない》
《俳優豪華でキャラクターも魅力的だったけど、ストーリーがマジで終わってたからな…正直映画化?なんで?って思っちゃった》
《最終回、あれはなあ…原作通りの展開にする時間がないから改変しましたって感じしかしない…もやもや感が残る終わり方でこれはなあ…漫画版はいい内容だからテレビ版は忘れよう。んで映画版に続けるってもうほんと余計な事してるわ…》

 と、ドラマ視聴者が早くも「観ない」宣言するような事態となってしまっている。

※画像は『極主夫道』の公式X『@gokushufu_drama』より

「連続ドラマ終了後の映画化はこれまでも日テレがよく行なってきた手法です。最近の、漫画原作の日テレドラマで“原作ファンから評判が良くない作品”で言えば、おおのこうすけ氏原作で玉木宏さん(44)主演の『極主夫道』(新潮社/20年10月期)がありました。22年6月に映画が公開され、興行収入4億8500万円という数字でしたが、原作ファンからの評価はかなり低くかったですね。

 今回の『アクマゲーム』は、当初から映画化と並行で動いていたプロジェクトですから『極主夫道』とは異なる部分はあるでしょうが、近年は“漫画の実写作品”に対するハードルがかなり高くなっている。

 また当然、日テレでは『セクシー田中さん』(23年10月クール)の原作者・芦原妃名子さんが、望まぬ原作改変が原因でトラブルとなり、今年1月に逝去されたことが大きい。5月31日、日テレから91ページの調査結果報告書が出てきましたが、その内容には、識者始め多くの人から厳しい意見が殺到しています。

 原作改変というところで『セクシー田中さん』と『アクマゲーム』をひとまとめにすべきではないでしょうが、現在、日テレのドラマ制作には大きな疑問符がついてしまっている。それもあって、劇場版『アクマゲーム』には厳しい意見が寄せられているのでしょうね」(前出の制作会社関係者)

『アクマゲーム』の原作者・メーブ氏は《ドラマを追ってくださった方、原作漫画のファンの方、映画が初見の方…多くの人に受け入れられる素晴らしい作品になっていることを心からお祈りしています》とコメントを寄せている劇場版『アクマゲーム』。果たして、その出来は――。