■TBSとフジのスノ“ガチンコ”争奪戦が勃発か

 特に『それスノ』は23年4月に現在の金曜夜8時――ゴールデン帯に昇格後、一時期は視聴率で苦戦する時期もあったが、現在はテレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率が4%を超えるような高い数字を獲得する回もあるように若年層に定着。とりわけSnow Manと他の人気グループがダンス対決を行なう「ダンスノ完コピレボリューション」は大人気を博していて、番組の看板企画へ成長しつつある。

「『それスノ』は若年層に大人気。それはつまり高単価のCMが入ってくる番組になりつつあるわけで、当然ながらフジテレビもそこの数字が欲しい。実際、フジテレビも『ドッキリGP』に向井さんを起用したのは20年1月と早い時期でしたが、マッサマン効果は絶大で現在、番組は子どもたちに大人気で、コア視聴率も高いですからね。

 そこに来て、ラウールさんを『27時間テレビ』の“ダンスの顔”に起用したり、7月からは目黒さんの月9が始まったりと、いよいよ本格的にフジテレビとTBSでの“Snow Man争奪戦”が始まっている感もありますよね」(制作会社関係者)

※画像は『それスノ』の公式X『@sore_snowman』より

 ラウールは『それスノ』で、ストリートダンスの世界大会『WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP2024』――世界57か国で予選会が行なわれ、8月にアメリカで本戦が控えている大会に挑戦するドキュメント企画が5月10日放送回で組まれたりとダンス要素がプッシュされていたが、

「『27時間テレビ』も、全国から集った高校生ダンスチームによる一夜限りのダンス大会を開催して、ラウールさんがそれを応援することになります。ダンス企画は今、若年層を中心に数字を取りやすい鉄板ジャンルですが、これも『それスノ』のダンス企画と被るような感じも……。

 いずれにせよ、Snow Manを前面に押し出して良い結果を得ていたTBSを追うように今夏、フジテレビも彼らとともに勝負番組、イベントを成功させよう、という感じですよね。ファンの層を広げ続けている圧倒的な人気面に、何事にも全力で臨んでくれる気持ちの良さ。さらにスキャンダル知らずの好感度――組みたい要素しかない9人ですが、今夏を経て、TBSとフジのスノ争奪戦は激しさを増していくのかもしれませんね」(前同)

 フジテレビは、Snow Manのデビューが内定していた時期に放送されたバラエティ特番『7G~SEVENTH GENARATION』(19年8月)へのグループでの出演などもあった縁が深い局。グループ2つ目の冠番組がフジテレビで始まる、そんな展開もいずれあるのかもしれない――。