■近藤はNHKにも出演

 前出のワイドショー関係者が続ける。

「ジュリー氏が関連会社の代表を退任することで、NHKとテレ東の方針にも変化が生じるのではないかと言われているんです。日テレ、テレ朝、TBS、フジは割りと早い段階でSMILE-UP.とSTARTO社の取り組みを評価し、新規起用を行なっています。

 そんな中、NHKとテレ東では、“創業家”の完全撤退が新規のタレント起用の“ライン”のひとつになっているのではないか、ということですね。被害者への補償が順調に進むこと、創業家が完全にいなくなること、そしてタレントのマネジメントを行なっているSTARTO社の独立性の証明、重要と見られているこの辺りがより進めば、NHKとテレ東の対応も変わってくると見られています。

 音楽番組も同様で、今回の『テレ東ミュージックフェス』ようにSTARTO社タレントの出演ゼロという、ここまではっきり色のついた音楽特番は今年が最後になるのではないかと言われていますね」

 昨年大晦日の『NHK紅白歌合戦』にもSTARTO社タレントの出演はなかった。一方、TOBEへ移籍したNumber_iは『Venue101』に出演。近藤も6月4日の『うたコン』(ともにNHK総合)に生出演し、往年のヒット曲を披露。

 NHKが「STARTO社タレントはNG、辞めたらOK」という線引きを設けていることがうかがえる。

※画像は『うたコン』の公式X『@nhk_utacon』より

「NHKは公共放送だからという点も大きいのでしょう。一方のテレ東は日本経済新聞社が大株主で、それも関係しているのではと言われていました。

 もちろん、最終的な判断はテレ東上層部によるものでしょうが、日経新聞には多くの大企業がかかわり、さらにその先には多くのビジネスマンの購読者がいる。さらに、同局でも世界も含めた経済ニュースに力が入れられていますが、そんな局においては、旧ジャニーズへの扱いが他の民放局とは違いが出るのは自然なことなのかもしれません。

 ただ、ジュリー氏の関連会社からの完全撤退は対応の変化の大きなきっかけになりそうです。これでもうしばらくすれば、NHK、テレ東も他の局に近い対応になってくるのではと見られており、“特別な音楽祭は今年で最後になる”とも言われていますね」(前同)

 7月6日には櫻井翔(42)がMCを務める日本テレビの超大型音楽特番『THE MUSIC DAY』の放送も控えている。出演アーティストの発表はまだだが、多くのファンがそのラインナップに注目しているはずだ。