■滝沢氏はTRAINEEを売り出していきたい

 また、櫻井翔(42)主演の連続ドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系/23年1月期)と続編『新空港占拠』(24年1月期)は、主人公と対峙する武装集団が仮面とボイスチェンジャーを使っていて、劇中で発覚する瞬間までキャスト非公開だったことから、考察がXで沸騰したことも記憶に新しい。timelesz菊池風磨(29)や高橋メアリージュン(36)など多くの人気タレントが出演していたが、アゴの輪郭などを手掛かりに視聴者は考察を楽しんだのだ。

「そういったケースに比べるとDeePalsは全員一般的な知名度はないため、ヘイセイや『占拠』と違って、覆面を取った際、“誰よ?”という声が噴出してしまうのは当然ですよね。

 ただ、それでもこうして話題にはなっている。DeePalsはまだ完全に無名なわけで、スタートダッシュの勢いをつけるためにも、滝沢氏としては少しでも盛り上げたかったのではないでしょうか。若いグループを育て上げていくことは、現状“Number_i一強状態”のTOBEにとっては急務課題でしょうからね」(芸能プロ関係者)

 現在のTOBEは、平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)のNumber_iの驚異的な人気によって支えられているところがあるだろう。

※画像はTOBEの公式X『@tobeofficial_jp』より

「滝沢氏はNumber_iが生み出している利益を留保するようなことはなく、どんどん先行投資することで他のTOBEタレントを成長させて売っていき、会社を発展させたいといいます。

 そして、先にお披露目されたwink firstが結成時点で平均年齢11.6歳であることが注目を集めたように、TRAINEE(研修生)はまだ若く、多くの可能性を秘めている。

 TOBEは5月31日に日付の変わった瞬間の0時、転職求人サイト『マイナビ転職』でスタッフの求人募集を開始しましたが、これも、TRAINEEを本格的に育成するために人員を増員しているのでは、と言われていますね」(前同)

 滝沢氏はTOBEのオールスターライブ『to HEROes』(3月14日~17日)の終了後、スポーツ紙のインタビューで「TOBEの未来像」を聞かれ、こう話している。

「日本はもちろんですけどやっぱりグローバルに通用するアーティストを打ち出していきたい」

 覆面戦略で話題になったDeePalsは、グローバルに通用するアーティストになれるだろうか。