■ケンコバ、中川家、陣内智則、たむらけんじ……同期芸人の活躍は「嬉しいね」

――大阪のNSC時代の同期には中川家ケンドーコバヤシさん(51)、陣内智則さん(50)、たむらけんじさん(51)など、第一線で活躍されている方々がたくさんいます。同期からの影響や刺激もやはりありますか?

 ありますよ。で、ケンコバがよく俺のインタビュー記事を見てるんです。俺は真面目に答えるじゃないですか。それを後からめちゃくちゃイジってくるんですよ。今回も色々とインタビューを受けてるから全部チェックしてイジってくるんじゃないですか。

 俺はいいんです。イジり甲斐がない芸人って面白くないと思っているから。イジってくれるのはありがたいことで、こっちは何もしなくても笑いになるからね。

 よく取材していただく人たちに聞くんですけど、たとえばケンコバに取材することとかあるじゃないですか。どうですか? ケンコバみたいに1時間ずっとボケられたら。

――真面目なインタビューとかだとちょっと……どういう記事にしたらいいか悩んじゃいますね(笑)。

 でしょう。ケンコバは「バカ真面目に答えやがってよ」みたいなことを俺に言うけど、ケンコバと同じようになっちゃうと意味ないじゃないですか。ケンコバとの違いを出すためには「真面目に答えてください」って言われたら真面目に答えるでいいと思っているんです。

 そういう意味でも刺激は一応もらってます。「こいつ、俺のインタビュー読んでるんやろうな」って。「見てる? ケンコバ見てる?」って書いといてください(笑)。

※画像はハリウッドザコシショウの公式X『@zakoshisyoh』より

――中川家や陣内さんなど、みなさん第一線でバリバリ活躍されてるのも同期としては嬉しいですか?

 嬉しいね、仲良いから。仲悪かったら「絡みたくない」ってなるんでしょうけど、でも絡みやすいし。陣内なんか特に絡みやすいし、中川家もそうやし、ケンコバはケンコバでね。

 けど、ケンコバと絡むとやっぱり俺のいつもの感じができなくなるんです。あいつがボケ、俺がツッコミなんすよ。売れてない時代の話とか恥ずかしいエピソードをケンコバに披露されるみたいな。それに「何を言ってんねん!」って俺がツッコむ。結局、そのほうが簡単やし、笑いが大きいんです。自分で無理してエピソードトークするとか無理したくないっていうかね。やってくれるならそれに乗るしかない。乗ったほうが簡単やから。

――先日、ザコシさんが借りていた漫画を返すことなく全部処分しちゃった、といったことをケンコバさんがテレビで言っていました。

『ビーバップハイスクール』でしょ? びーちぶ(※東京・要町にあるSMAお笑い部門の専用劇場)に住むとなって、引っ越しするタイミングがあったんです。それで、「荷物を減らさないといけない」って言われて、ケンコバに借りてた漫画があったから「どうしよう」ってなって、結局売っちゃいました(笑)。

「買って返せ」って言われたらもちろん返しますよ。でもまだ「返せ」とは言われてない。でも怖いですよね。「あれ、全部初版なんだよ」って言われたら、めっちゃ高いから。早めに買って返したほうがいいかな。