■水卜麻美アナは涙の謝罪がどう捉えられると考えていたのか――

 今年の『24時間テレビ』の総合司会も水卜アナと羽鳥慎一(53)が担当。このコンビが総合司会を務めるのは11年連続だ。

 前出の芸能プロ関係者は続ける。

「日テレの上層部としては他の女子アナにも経験を積んでもらうために『24時間テレビ』の総合司会をやってもらいたいという意向があるそうで、数年前には実際にそういった話も持ち上がったそといいますが、結局、水卜×羽鳥のコンビはずっと変わりませんよね。そして、水卜アナのなかには、できる限り『24時間テレビ』のMCを続けたい、という意向があると言われていますね」

※画像は『24時間テレビ』の公式X『@24hourTV』より

 元日本テレビアナウンサーで高い人気を誇った西尾由佳理(46)が2005年から2010年まで6年連続で『24時間テレビ』の総合司会を務めたが、11年連続というのはあまりにも特別なことだろう。さらに水卜アナは2019年の『24時間テレビ』でチャリティーランナーも担当している。

「ただ、日テレとしては、正月の箱根駅伝中継と並ぶ社の一大イベントである『24時間テレビ』を次代のアナウンサー、制作陣に継承していきたいという思いもある。しかし、水卜アナのなかには、同番組だけは特別で、許される限りメインとして関り続けたい、という思いがあるとされる。たしかに、局への圧倒的な貢献度、そして人気面を考えれば、水卜がそう願うなら総合司会は継続となりそうですよね。

 ですので、涙ながらの謝罪、『24時間テレビ』を見てもらいたいという説明は、水卜アナの心からの本音で、会社に無理やり謝罪させられたというわけではない、と見られています。

 そうして水卜アナは本当に真摯な想いを語ったのでしょうが、ほとんどの視聴者には“水卜アナが尻拭いをさせられた”と見えてしまい、『24時間テレビ』への批判が拡大してしまっていますよね」(前同)

 水卜アナが真剣に説明した今年の番組テーマ「愛は地球を救うのか?」に対しても、

《視聴者に不信感を抱かせて「愛は地球を救うのか?」とタイトルを疑問形にしてる意味がわからない》
《いや、愛は地球救えるだろ。愛の規模で救える規模も変わるだけで。託された愛を蔑ろにしたのがお前らだろ。愛に疑問符をつけるな。疑問符をつけられるべきはお前らだ》
《疑問文にして何が変わるの? 着服もバレたんだし、もぅやめてほしい》

 と厳しい批判が殺到している。

「今年も『24時間テレビ』を放送することになった経緯を2番組で語った水卜アナですが、水卜アナが涙ながらに謝罪し、説明することがどういう結果、反響を呼ぶか読み間違ったのでは、という声もありますね。水卜アナのなかで特別で、日テレアナウンサー人生をかけてきた大切な番組に、今まで以上に冷ややかな目が向けられてしまっているわけですからね。

 そこには複雑な思いがあると思われますが、一方で水卜アナには同情の声が多数寄せられ、今後、放送が近づき、本番を迎えれば彼女には応援の声が寄せられる展開になるでしょう。おそらく、逆風は止まないまま放送に至ることになりそうな今年の『24時間テレビ』。水卜アナはそこでどんな振る舞いを見せてくれるのか……」(同)

 水卜アナの涙の謝罪でさらなる批判を招いてしまった『24時間テレビ』。着服問題で存在意義が問われるなか、放送まであと2か月――果たしてどのような放送内容になるのだろうか。