■「まだまだ殻を破れる…」大物女優からの笑顔のダメ出し

 そんな小芝は“キャラもの女優”としても有名。

「小芝さんがこれまで出演してきた作品は、妖怪たちが共同生活をするシェアハウスに同居するドラマ『妖怪シェアハウス』(テレ朝系・2020年)や、特撮オタクのOL役を演じた『トクサツガガガ』(NHK総合・2019年)、さらには弁当屋を営む料理人でありながら、常連客の探偵助手役を務めた『美食探偵明智五郎』(日テレ系・2020年)というようにキャラもの作品が多い。コメディエンヌとしての才能をぞんぶんに発揮してきました。

 そもそも小芝さんがブレイクするきっかけとなった作品が、スタジオジブリの名作アニメ『魔女の宅急便』(1989年)の実写版映画。2014年に実写版が制作された際に、ヒロインに抜擢され注目を集めました。

 同作で、小芝さんは第57回ブルーリボン賞の新人賞を獲得し、その後の活躍の場を広げていきました」(前同)

『魔女の宅急便』の撮影当時16歳だった小芝には、共演した大物女優からはあるアドバイスが寄せられていた。

「2022年11月11日放送に放送されたトーク番組『アナザースカイ』(日テレ系)に出演した小芝さんは、自身の転機となった場所として『魔女の宅急便』が撮影された小豆島を訪問。

 そこに同作の清水崇監督(50)がサプライズで登場し、当時を振り返り“いい子ちゃんを壊してほしいし、“もう監督が言ってる事、訳分かんない!”ってなってほしかった。こっからまだまだ殻を破れるといいよね。まだ破れてないと思ってる。その笑顔が”と、小芝さんの『気遣ったクシャっと笑う笑顔』が変わってないと語っていました。

 さらに、清水監督は、同作で小芝さん演じる主人公・キキの母親役を務めた宮沢りえさん(49)から、撮影当時小芝さんについて“あの子のクシャって笑う。周りに気を遣ってる感じが出てるよね。あたしもなんかわかる。15、6で出てきたから。あの感じわかる…”と、小芝さんのまだ現場で殻を破れていない様子に共感していたことを明かしていました。

 その殻を破る、という意味もあっての今回の金髪だったのかもしれませんね。ドラマでどんな姿を見せてくれるか楽しみです」(前同)

『アナザースカイ』で、その後、宮沢と「共演経験がない」と小芝から聞いた清水監督は「(次共演した際には)なんて言われるか楽しみだね」と語っていた。

 着実にキャリアを伸ばしてきた小芝に再会した宮沢は、どう言葉をかけるのか……。小芝の活躍と、今後の2人の共演が楽しみだーー。