TOKYO MXの看板番組とも言えるワイドショー『バラいろダンディ』(月~金曜午後21時から)が9月をもって終了すると6月27日配信の『NEWSポストセブン』が報じた。その理由は予算の問題と視聴率低下だというが、他にも言われていて――。

『バラいろダンディ』は2014年4月にスタートした生放送の情報・ワイドショー。現在は月~木曜のMCをタレントのふかわりょう(49)が、金曜のMCを俳優の原田龍二(53)が務めている。

 曜日ごとに「ダンディ」と呼ばれるコメンテーターが出演し、ざっくばらんなトークや歯に衣着せぬ発言でローカル放送ながら話題性も抜群だった。

 しかし、生放送で多くの芸能人が出演することもあり、ギャラを含めた制作費が他の番組に比べても高いこと、前身番組『ニッポン・ダンディ』から似たような構成の番組が続いており、マンネリ化もあってか視聴率が少しずつ下がっていたことなどが重なり、開始10年という節目で幕を下ろすことになったとされる。

※画像は『バラいろダンディ』の公式X『@barairoMX』より

 MX関係者が話す。

「制作費と視聴率のバランスが取れなくなったことももちろんありますが、それ以上に、番組を立ち上げた、TOKYO MXの常務取締役だったA氏がこの4月に退社したことが大きいと言われています」

 現在50代のA氏は、1995年にMXに入社。同局の二枚看板番組とも言える『バラいろダンディ』と『5時に夢中!』を立ち上げた人物として知られる。

「敏腕テレビマンで“MXといえばA氏”というぐらいの存在でした。MXは東京のローカル局ですが、A氏の名前は芸能界にも広くとどろいていて、大手芸能プロダクション幹部や芸能人ともつながりがあり、彼らからの信頼も厚かった。

 超売れっ子になってからもマツコ・デラックスさん(51)は『5時に夢中!』に出演していますが、2005年という早いタイミングでマツコさんを早々に起用したのもA氏でしたし、今もマツコさんがローカルの同番組に出続けているのはA氏の存在が大きいと言われています」(前同)