■気になる『笑うマトリョーシカ』の原作改編
「清家のキャラが櫻井にハマっているというのは確かです。さらに《人当たりが良く笑顔が爽やかだが中身が空っぽ》というかなりネガティブな役どころに挑んだところがすごいですね。俳優としてもキャリアのある櫻井ですが、さらにすすんだ“怪優”としての新境地だと思いますよ」(ドラマライター/ヤマカワ)
タイトルに込められた意味をめぐっても、《マトリョーシカは何重もかぶってるから、真実(黒幕)の姿が見えないという意味だよね》などと、早くも考察が盛り上がっている。今後の展開にも期待できそうだがーー。
「気になるのが、原作の改編問題です。原作では主人公は清家で、ドラマでは道上。冒頭の道上の父が交通事故に遭うのもも原作にないシーンで、今後、いろいろアレンジがなされる可能性があります。前期ドラマも『アクマゲーム』(日本テレビ系)が原作からの改編問題で視聴者が離れるなどありましたが、本作は原作を活かすアレンジに期待したいですね」(前同)
間宮祥太朗(30)主演の『ACMA:GAME アクマゲーム』は、主人公の設定が原作の高校3年生から27歳のフリーターに変更。さらに、友人や対戦相手の職業・年齢の設定、ストーリーも大きく変更されていたことから、原作ファンからは厳しい意見が上がるだけでなく、途中、原作者からもツッコミが入るほどだった。
道上は、清家が鈴木にコントロールされていると感じ始めていて、高校生の鈴木が「こいつ(清家)を政治家にして親父の敵をとってやる」と誓う回想シーンも。そんな中、清家は道上に連絡し、二人で会食したあと、帰り際に清家は「これからも僕を見ていてくださいね」と告げた。早くも清家が怪しい動きを見せており、今後の櫻井の怪演に注目したい。