■『水ダウ』と被りがちな小池出演ドラマ

『クレイジージャーニー』はクレイジーなジャーニー(旅人)のリアルを紹介する紀行バラエティ番組として人気を博しているが、2月19日放送回から松本が不在になった。

 紛争地域の現実や「アフリカの闇」など重いテーマを扱うことも多い番組なので、松本の絶妙な小ボケや一言が聞けなくなったことで重苦しさが増してしまったところはあるのだろう。

《こうやって重くなったときに松ちゃんの一言で救われてたんだけどな…》
《クレイジージャーニーは松本人志がいないとただのドキュメンタリーを見させられてる感じがする》
《松ちゃんいないと笑いが少なくなってちょっと暗くて重いな》

 といった声が増えており、6月24日放送の2時間SPもコア視聴率は2.5%だった。

「低くてどうしようもないという数字ではありませんが、高いとは言えない数字ですね。やはり松本さんの不在による番組の弱体化はあるでしょうね。小池さんは設楽さんと共に番組を支えているわけですが、少々苦しいところ。

『水ダウ』は松本さんが不在なのに数字が落ちず、『新宿野戦病院』は『水ダウ』の圧倒的な人気、影響力をモロに受けかねない。小池さんが出演する2番組とも松本さんの不在の影響を強烈に受けていて、さすがに小池さんも思うところがあるかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 小池は、23年10月クールの連続ドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)で地上波民放のGP帯連続ドラマで初主演を飾ったが、その放送枠は『水ダウ』の真裏である「水曜ドラマ」枠だった(現在は廃枠)。視聴率が評価されたわけではなかったが、令和の『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系/1990年~)と評されるなど、話題となった作品である。

※画像は『コタツがない家』の公式X『@kotatsu_ntv』より 

「『新宿野戦病院』には“クドカン脚本”という、若年層にも刺さる強みがあります。予告では小池さんがセクシーなタンクトップ姿で動き回ったり、強い目力で手術するシーンがあったりと見どころも多そう。小池さん、そしてフジテレビも、『新宿野戦病院』で『水ダウ』に一矢を報いたいところではないでしょうか」(前同)

 小池と中野が主演するクドカン作品『新宿野戦病院』は、“最強のバラエティ番組”『水ダウ』相手に、どこまで戦えるだろうか――。