■物語とともに目黒蓮は成長するか
「目黒の演技も素晴らしかったのですが、正直、初回は大竹や古川の演技に押されていたところも。また、運命に翻弄される姿は、『silent』のイメージがあり、つい、既視感を覚えました。ただ、このイメージは話が進むにつれ、変わっていく可能性が高いです」(ドラマライター/ヤマカワ)
目黒といえば、どうしても『silent』の佐倉想のイメージがつきまとってしまう。しかし、俳優としての今後を考えるなら、ひとつの役のイメージに縛られるのは、あまりよくはないだろう。はたして、今作で脱却できるだろうかーー。
「本作のテーマは“親子の愛”で、今後、夏(目黒)は海(泉谷)や弥生(有村)、朱音(大竹)との関係の中で、親として成長していく物語が予想されます。大竹や有村など、手練れの女性陣に囲まれる中、演じる夏とともに目黒も俳優として急成長、確変する可能性は高いです。今はまだ『silent』の繊細な青年のイメージが強いですが、ストーリーが進むにつれ、新しい目黒が見られるはずです」(前同)
次回、突然ひとりで夏の部屋を訪ねてきた海と、現在の恋人の弥生が出会ってしまい、夏は、海が自分の娘であること、水季の葬儀で初めて知ったということを正直に告げる。これが夏と弥生、そして海の運命を変えることになるのだろうか? これまで見たことがない目黒の“父”としての演技に期待したい。