■「優しいMC」が評価されている相葉
岸以外の場面でも、相葉のMCは好評だった。
たとえばSnow Manのラウール(21)がパフォーマンス直前に「ちょっと腰を痛めてしまって」と告白した際は「本当に大丈夫? ちょっと変わろうか?」と肩を回し、ユーモアを交えながらも心配したうえで「皆、いるから」とラウールの背中を押す姿を見せた。
SEVENTEENが出演した際は、ジョンハン(28)に「(2020年の『FNS』では対面できなかったから)やっと会えてうれしい」と言われ、相葉が「こちらこそありがとうございます。やっとだよね!」と笑顔で返したり、「スタンバイよろしくお願いします。頑張って!」と手を振って送り出したりと、良い意味で司会っぽさを感じさせない自然なトークをしていた。
また、楽曲紹介をする際に相葉がナレーションを担当する場面もあったが、声を張り過ぎない、優しく穏やかな語り口調が《柔らかくてスっと入ってきて》《安定して聞き心地が良くて安心する》と、やはり好評だ。
#Number_iの皆さん
— FNS歌謡祭【公式】 (@fns_kayousai) July 3, 2024
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全体的に朗らかで優しい相葉のMCぶりは、技術面以外の部分で高く評価されているようだ。
《相葉さんのMCをうまいと思ったことないんだけど、昨日、岸くーんって衒いなく話しかけてたところが彼のMCのよさなのかなと初めて感じた 色んなことを難しく考えず屈託なく振る舞えるところを買われてるのかな。無駄に人を緊張させないというのはMC系ではあんまいないかも》
《今回は特に相葉君の司会で良かったと改めて思った。喋りが上手いのがよければアナウンサーでよいし。FNSって昔から柔らかいイメージもあるし。しっかりアーティストをリスペクトしてその場にあった返しをしてるの凄いと思う本当全方位に優しさが溢れていたよ》
《相葉くんのMCは「優しい」ということがにじみ出ているのが良い。あの雰囲気だけでも番組全体のイメージが柔らかくなるし、そういうものって喋りが上手い、とかただそれだけでは表現できない独特の人間的な魅力だなと思った》
といった好意的な声が多く寄せられている。
「同じく和やかな井上アナとの相性の良さを指摘する意見もあります。基本的に相葉さんがアーティストとトークをして、井上アナが進行面含めて支えている感じでしたね。
相葉さんよりMCが“上手い人”はいるでしょうが、 アーティストを緊張させない、朗らかな楽しい雰囲気を作るという点は、相葉さんの持ち味が十分発揮されていたのではないでしょうか。相葉さんはあらためて、自分らしいMC像を示したと言えるのかもしれませんね」(前出の女性誌編集者)
相葉らしい司会ぶりを見せてくれた『FNS歌謡祭』。視聴者の満足度も高かったのではないだろうか。