■白洲迅が盛り上げてくれるのはまだ先?
「キャラ設定も、他人と仲良くなるのが苦手な西条と、イケメン好きの吉良という接点のない2人が、なぜ毎週一緒に飲んでいるのか良く分からない。ほかにも設定の整合性がとれていないところが多く、Xはツッコミ祭りになっていました。こうなったら、櫻井翔(42)主演の『新空港占拠』(日本テレビ系)のように、ツッコミドラマとして見れば楽しめるのかもしれません」(ドラマライター/ヤマカワ)
平均世帯視聴率は、同枠で前期放送の『リベンジ』初回と同じで、近作の『いちばんすきな花』初回5.9%や大ヒット作『silent』初回の6.4%と比べても遜色ないのだが、今後が不安なスタートとなってしまったーー。
「浮沈の鍵になるのは、あからさまに怪しい西条(松岡)の隣人・安達順平(白洲迅/31)でしょう。安達を起点にして大きな事件が動き出せば、細かなちぐはぐさも気にならなくなるはず。ただ、安達が動きを見せるのはまだ先だと思われますので、それまでに視聴者が離れなければいいのですが」(前同)
X上でも早速、《どう考えてもお隣さん、犯人フラグたっちゃってるよね? もう、いつにこやかな表情が変わるかドキドキしちゃった》《このドラマの白洲くん、そこはかとなくサイコパスっぽい雰囲気が漂ってて、7話あたりで本格的におかしいことやりだしそう》など、多くの視聴者の考察の対象になっている。
ちぐはぐな脚本・演出が視聴者をとまどわせてしまったが、物語はまだ始まったばかり。倒叙ミステリーなのに、その肝となるトリックがおそまつで視聴率爆死で終わってしまった、前期放送の篠原涼子(50)とバカリズム(48)のダブル主演ドラマ『イップス』(フジテレビ系)と同じ失敗を繰り返さないといいが……今後の展開に注目だ。