以前は老後資金として2000万円が必要といわれていたが、最近は老後資金は4000万円ないと足りないという話も聞く。そのため、貯金や保険などについて考え直している人も多い。円安、物価高騰など不安要素が多く、先行きが見えないうえ、30~40代は結婚や子育て、住宅購入、子どもの進学などライフイベントが多く、長期的な貯蓄計画を立てたいところだ。そこで今回は30~40代の男女100人に毎月貯金をしているか?」リサーチ。「している」と答えた人は63.0%、「していない」と答えた人は37.0%という割合だった。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 ここではさらに、「している」と答えた人たちに焦点を当て、毎月の貯金額を聞いてみた。

 第8位(2.0%)は、1万5000円、4万円、7万円が同率で選ばれた。

 毎月1万5000円貯金すると1年で18万円、約6年で108万円貯まる。少しずつでもお金を貯めておけば、いざというときの安心感もあり、達成感も味わえる。

「毎月1万5000円こつこつ貯める」(49歳/女性/主婦)

 手取りが20万円の場合、毎月4万円の貯蓄だと割合は20%と、若い世代にとっては若干負担が大きいかもしれない。しかし頑張れば10年で500万円弱のお金が貯まるので、住宅を購入するときの頭金など、将来有効に活用できる。

「4万円とか。数万円程度です」(39歳/男性/研究・開発)

 年収300万円台で一人暮らしの場合、生活費などを節約しないと毎月7万円を貯金に回すのはちょっと大変かもしれない。1年間で100万円近い額が貯まるので、なにか大きな支出を目標に掲げて頑張ってみるのもいいかもしれない。

「頑張って7万を貯金」(42歳/女性/主婦)

 第7位(4.0%)は、30万円以上。

 かなりの高給取りや共働きのパワーカップルなどなら、毎月30万円以上の貯金も可能だが、高額すぎてあまり現実感がないかもしれない。あまり貯金に重きをおきすぎると、普段の生活を締めつけてストレスになってしまうので、自分にとって無理のない額を見直してみるのもいいかもしれない。

「30万円。給与の約半分ぐらいを貯金している」(41歳/男性)

「約80万円ぐらい」(33歳/男性/総務・人事・事務)

「48万円を貯金」(34歳/女性/会社経営・役員)