世界的な影響力を誇るオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント(America‘s Got Talent、以下、AGT)』(NBC)で日本のお笑いコンビ・シューマッハが“異例の快挙”を成し遂げた。

『AGT』をフォーマットとした番組は世界各国で制作されており、イギリス版の『ブリテンズ・ゴット・タレント』ではとにかく明るい安村(42)が2023年4月、パンツ一丁の「安心してください、穿いてますよ」ネタで、笑いの大旋風を巻き起こしたことも記憶に新しい。

 そんな『AGT』でシューマッハが「ゴールデンブザー」という賞を獲得したのだ。

「ゴールデンブザー」とは『ゴット・タレント』において審査員と司会者が1シーズンに1度だけ押す権利がある特別なブザーで、「ゴールデンブザー」を獲得すると自動的に“飛び級”で準々決勝に進出することができる。

 コメディアンがこの賞を獲得した前例は少なく、ましてや日本人が獲得すること自体が珍しい快挙だという。

 お笑いコンビ・シューマッハは2013年7月結成。カンニング竹山(53)、小島よしお(43)、カズレーザー(40)、ダンディ坂野(57)らが所属する芸能プロダクション・サンミュージックの芸人で、ネタ作り担当の五味侑也(37=立ち位置左)と、香港出身・茨城県育ちの中村竜太郎(37)によるコンビ。近年は犬などの動物に一瞬で変身する「動物変身ネタ」を武器にテレビ番組などに出演していた。

シューマッハ(五味侑也、中村竜太郎) ※提供写真

 シューマッハは今回の『AGT』にも動物ネタで挑戦。犬、シマウマ、ユニコーン、ラストは2人で“合体”するキリンに一瞬で変身し、審査員やオーディエンスの爆笑をかっさらった。

 そして審査員の1人がゴールデンブザーを押し、会場に金色のテープが放たれてスタンディングオベーションが巻き起こった。シューマッハの2人は喜びに打ち震え、その場に崩れ落ちてしまうほどだった。

 本サイトはそんなシューマッハにほぼメディア史上最速で直撃。喜びのコメントを聞くことに成功した。