■沖縄県民がビキニを着ないワケ
一方、どこよりも夏を満喫できそうな地域である沖縄県にも独自の風習があるという。よしもと沖縄住みます芸人のコンビ、ありんくりんが言う。
「地元民でビキニを着る人はまずいない。強い紫外線を避けるためかは分かりませんが、みんな服を着たまま海に飛び込みます」
沖縄出身の大人気女優・新垣結衣(36)も故郷では服のまま泳いでいたのだろうか――。
日差しが強く、とにかく暑い沖縄の夏。地元の学生は暑さをしのぐコツを知っている。
「冷房がガンガン効いた、イオンに逃げ込んでました。特におすすめはアメリカンビレッジ近くのイオン北谷町店。今は怒られるかもしれませんが、近くのブルーシールでアイスを買って、何時間も居座ってました」(現在は東京のメーカーで働く20代男性)
また、暑い夏の日は無理に額に汗して働かず、室内でのんびり過ごすのが沖縄流だという。
「高校野球好きで愛県心が強い沖縄県民は、夏の甲子園の期間中、代表校の試合の日には街に出ないとよく言われています。でも、本当は家で“オードブル”を食べて、涼んでるだけ(笑)。暑いなか無理に働きたくないもんね」(前同)
お盆に洋食のオードブルを食べるのは沖縄ならではの文化だ。
「揚げ物が多いオードブルを食べては家でダラダラ過ごすだけ。それだけに、夏休み明けには、一回りも二回りも大きくなって登校する同級生が多かったです」(同)
■汗を流してエイサーを踊る同級生はモテる
「お盆に地域を太鼓の踊りとともに練り歩くエイサーは地元の一大イベント。同級生の中には、夏休み中エイサーを練習して、地域でエイサーをお披露目する人も珍しくない。夏休み明けには、“エイサーのお陰で彼女できた!”って報告してくる男友達もいましたよ」(同)
所変われば、過ごし方も違う夏休み。
ダンディ柴田
1958年、北海道小樽市生まれ。東京理科大学卒業。東京の出版社で働いた後、お笑い芸人として寄席やライブに出演。北海道新聞でコラム連載やFMおたるのパーソナリティ、テレビのコメンテーターなどを務める。
ありんくりん
クリス(1993年03月19日、沖縄県沖縄市生まれ)と、ひがりゅうた(1992年07月10日、沖縄県北中城村生まれ)からなるお笑いコンビ。2014年4月に結成。2016年6月、第4代沖縄県住みます芸人に就任。「M-1グランプリ2018」準々決勝進出。沖縄テレビ「新春!Oh笑いO-1グランプリ2021」決勝進出。