■「事実無根なので闘いまーす」リスク覚悟で松本人志が声明を出した背景

 松本と三村のやりとりに、

《お二人が絡んでるのが最高すぎる》
《テレビには出てなくても、こんな風に小出しでボケとツッコミを見れるだけで嬉しいし、楽しいね》
《一言ずつでも相当盛り上がる2人の会話が、心に染みる》

 といったコメントが多数寄せられた。

「実は、Xでのやりとりの裏には松本さんと三村さんの“特別な関係”があるそうです。ダウンタウンとさまぁ~ずは2005年から2013年まで『リンカーン』(TBS系)で共演。その後もたびたび共演していますし、プライベートでも飲みに行く、とても良い関係ですよね」(前出の民放キー局関係者)

 さまぁ~ずの三村と大竹一樹(56)は2015年から2020年まで『キングオブコント』の審査員を松本ともに務めた。また、さまぁ~ずは『キングオブコント』のスピンオフ番組『キングオブコントの会』(TBS系)に2021年から2023年まですべて出演し、松本と共演している。

 昨年12月27日の『週刊文春』の報道後の今年1月8日、松本は『文春』との裁判に専念するため芸能活動を休止することを発表。同日、Xに《事実無根なので闘いまーす》とポスト。翌1月9日、三村はXで《明日は仕事始め。仕事始めなのに、松本さん。どうしたんですか。。。事情を知りたいです》と反応していた。

※画像は『キングオブコント』の公式X『@koc_staff』より

「松本さんの《事実無根なので闘いまーす》というポストには、“記者会見をやるべき”や“被害女性への攻撃”といった批判的な意見も多く寄せられました。ただ、松本さんはリスクは承知の上で、あの声明を出さざるを得なかったといいます。

 文春の記事が出て以降、ダウンタウン、松本さんが出演する番組のCMがACジャパンのものに差し替えになっていったんです。ACのCMはスポンサーが差し替えを申し出た際に放送される“穴埋め”のもの。

 最初の文春の記事では松本さんが女性に対し、“俺の子どもを産めや”と言い放ったなどとありましたが、あの報道のインパクトが強すぎて、ダウンタウンや松本さんの番組に“うちのCMを使ってくれるな”となったスポンサー企業が複数社あったんです」(前同)

 2019年6月、元雨上がり決死隊宮迫博之(54)らの闇営業問題が大きく報じられた際にも『アメトーーク!』(テレビ朝日系)のCMが一部ACのものに差し替えになったことがあった。

「スポンサーが“CMを流してくれるな”と訴える状況が続けば、スポンサー契約解消という流れになっていき、そのままいけば番組は打ち切りになる可能性があったわけです。それを避けるために、松本さん本人が記事を否定するコメントを出すしかなかったといいます。

 それで、松本さんはXで事実無根だと記事を否定。騒動が収まったわけではないですが、文春と争う姿勢を見せたからこそ、番組が継続することになったと言われています」(同)