■渡辺翔太だから棒演技でもオーケー

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《渡辺翔太が棒なのが気になるけど、なんか見たくなる不思議さ。雪乃さんの萌え方に共感するのか…。ストーリーもベタでよくあるパターンなんだけどね》《しょっぴーって、こういうドラマ似合うよね? リアルは恥ずかしがり屋だから、余計にいいのかな》などと、好意的な声が多く寄せられている。

「渡辺の棒読み演技への苦言もありますが、ファンが指摘するように、なにしろキャラがハマっています。モテモテのイケメンですが、時折見せる恋愛下手ぶり、ポンコツぶりが魅力で、雪乃にいじわるしながらも、自分がハマっていくとまどいの表情は、ほぼ本人とリンク。

 そもそもアイドルに演技力を求めても限界があります。渡辺自身の個性を活かしたキャラ作りは、アイドルドラマの最適解といえるでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ)

 深夜帯のドラマながら、TVerで多くのGP帯(午後7~11時)ドラマに圧勝という逆転現象が起きているがーー。

「渡辺のファンだけではこの数字は出ません。渡辺と青島のキャラがカチッとハマった強さに、一般視聴者もハマっているのでしょう。また、恋愛展開がゆっくりめなのも、渡辺の反応を楽しむのにぴったりで、新規ファンも増えそうです。

 TVerのお気に入り登録数では、SixTONES・松本松村(29)出演の火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない 』(TBS系)に迫っていて、逆転する可能性がありそうです」(前同)

 今期の深夜ドラマは本作だけでなく、松本まりか(39)主演の『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系/月曜よる11時6分)や、桜田ひより(21)主演の『あの子の子ども 』(フジテレビ系/火曜よる11時)も好調。深夜帯だからとあなどれない、GP帯を超える勢いも今後注目だ。