7月12日に山崎賢人(29)主演の映画『キングダム』シリーズの最新作『キングダム 大将軍の帰還』が公開されてから約2週間。同映画は公開10日間の時点で、すでに興行収入は36億円、観客動員数は241万人を突破したことが明らかとなっている。

『キングダム』は原泰久氏による同名コミック(集英社)が原作で、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台にした物語。実写映画は2019年からスタートし、23年公開の第3弾『運命の炎』まですべて50億円超えをキープしていたが、4作目である『大将軍の帰還』は、これまでの記録を大幅更新すると言われている。

 7月12日~15日の3日間で累計興収16億2860万円を突破しており、これは『キングダム』シリーズ史上のみならず、邦画実写歴代No.1のオープニング記録(※金土日3日間興収・興行通信社調べ)。すでに「興収100億円も視野」という報道が出るなど、過去最大の盛り上がりを見せているのだ。

 なお、『キングダム』シリーズ過去3作で興収の最高記録は、1作目の『キングダム』(2019)の57.3億円である。

「アクションシーンの迫力は過去最大レベル。大沢たかおさん(56)が演じる大人気キャラ・王騎将軍の大きな見せ場もある。もちろん主演の山崎さんの演技も素晴らしく、出だしの勢いを考えても興収100億突破も夢物語ではありません。

『大将軍の帰還』は“シリーズ最終章”と銘打たれていますが原作(既刊72巻)のストックはまだまだあるし、すでに第5弾から第7弾までの制作計画が進んでいることが一部で報じられています。『キングダム』シリーズは、まだまだ盛り上がり続けることでしょう」(映画ライター)

;※画像は映画『キングダム 大将軍の帰還』の公式X『@kingdomthemovie』より 

 3作連続で興収50億超えというのもとんでもない話だが、100億円となるとさらに話は変わってくる。作品のクオリティをより上げるべく、制作予算も増えることになるだろう。

「大規模なロケやハイクオリティなCG、超大人数のエキストラや、さらなる豪華俳優陣――壮大な戦乱の世を撮るにあたり膨大な予算を注ぎ込み、それを圧倒的な興行収入で回収し、さらに次回作の質を高める。大規模シリーズものの理想ですよね。今の『キングダム』の勢いならそれも可能でしょう。

 ただ、100億円を狙えるコンテンツになった以上、制作陣はこれまで以上に慎重にもなるはず。少しでも映画の興収減につながる動きは避けるようになると考えられます。そうなると、100億円を背負って立つ男になりつつある山崎さんは、結婚が遠のくことになりそうですよね……」(芸能プロ関係者)