1月放送スタートした冬ドラマは後半戦を迎え、それぞれの番組の明暗が別れてきた。その中でも、TBS系の恋愛ドラマの2作品は、放送前の注目度の高さに反してコア視聴率が不調で、内容や映像のチープさが話題の日本テレビ系ドラマ『大病院占拠』に惨敗する事態になっている。

 不調なドラマは、井上真央(36)主演の金曜ドラマ『100万回言えばよかった』と、広瀬すず(24)主演の火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』の2本。平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は『100万回~』が7%台、『夕暮れに~』が6%台と、それぞれの各枠的には及第点と言える。

 しかし、13歳~49歳を対象とするため広告効果が高く、近年、重視されているコア視聴率では、『100万回~』が2.8%(2月3日放送・第4話)、『夕暮れに~』が2.3%(1月31日放送・第3話)と、ともに伸び悩んでいる。一方で、櫻井翔(40)主演の『大病院占拠』は4.9%(2月4日放送・第3話)と絶好調だ。

「『100万回~』も『夕暮れに~』も、驚くほど低いわけではないですが、過去に『恋はつづくよどこまでも』や『最愛』など、ヒット作をいくつも放送してきた枠としては期待はずれです。まして、佐藤健(33)やキンプリの永瀬廉(23)と共演者が豪華なので、本当はもっと良い数字を期待されていたはずです」(テレビ関係者)

 その一方で『大病院占拠』は、ツイッター上で「コントみたい」と視聴者にあきれられるほど、ドタバタ劇とちゃちなCGの連続。主人公が都合よく助かったり、合成がバレバレな安っぽい爆発シーンなど、ツッコミどころ満載で、視聴者はリアルタイム視聴しながら、ツイッター上でイジって楽しんでいる。