待ちに待った大型連休。夏休みくらいは出かけたいし、たまには実家にも帰らないと……。

 しかし、今年のお盆の高速道路には魔の“渋滞地獄”が待っている──。

「荒天での外出自粛があった昨年の反動からか、今年は昨年比6割増の予測となっています。道路事業者各社が予測する10km以上の渋滞回数は、上下線の合計で実に504回だそうです」(交通ジャーナリスト)

 まずは、『NEXCO中日本』などが発表した今年の渋滞予報を確認しよう。たとえば、お盆のスタートである8月10日(土)。

 下り方面の「東名高速・秦野中井IC付近」は最大45kmもの渋滞が予想されているのを筆頭に、「中央道・相模湖IC付近」40km、「東北道・羽生PA付近」の40km、「関越道・高坂SA付近」の30kmと続く。

「もちろん“超渋滞ゾーン”は関東近辺だけにとどまりません。近畿自動車道の摂津北~近畿吹田間、名神高速道路の一宮IC付近、九州自動車道の鳥栖JCT~筑紫野間、東北自動車道の福島トンネル付近なども混雑します」(前同)

 問題は、どのようにして大混雑を回避するかだ。『NEXCO東日本東北支社』の渋滞予報士・三皷快氏に対策を聞いた。

「第一にすべきは、事前に渋滞情報を把握することです。その点でオススメなのが『ドラとら(ドライブトラフィック)』という弊社のウェブサイト。実績としては10km以上の自然渋滞の7~8割ほど的中させています。サイトを見ながら昼食の時間を1時間ずらすだけで楽になる印象はあります」

 各SA・PAに置かれている小冊子『渋滞予報ガイド』と一緒に活用したい。