今年4月末、《風呂キャンセル界隈》というワードがX(旧ツイッター)上を席巻した。さまざまな理由から入浴やシャワーをキャンセルする人たちを指す言葉で、自分は“風呂キャンセル界隈”だと明かすユーザーも続出している。
発端は、水を使わないで髪の清潔を保てるドライシャンプーを絶賛するユーザーの投稿だ。これに“風呂キャンセル界隈”を自認するユーザーが反応したことでトレンドワード入りし、《わかるわかるすぎ》《理解不能》などとさまざまな形で話題を集め、約1440万閲覧と大いに盛り上がった。
「5月19日放送のバラエティ番組『行列のできる相談所』(日本テレビ系)では、“令和の新常識”として早速“風呂キャンセル界隈”が紹介されましたね。フワちゃんやゆうちゃみ(22)、お笑いコンビ・エルフの荒川(27)が共感を示していました。
ただ、X上には“きたない”“入ったほうがいいと思う”という声もあるように、風呂に入らないというのは必ずしも自慢できる習慣ではないと思われますが……」(WEBライター)
ギャルタレントの中には自身が“風呂キャンセル界隈”であることをおもしろおかしく明かす者もいる。
「ギャルや女性タレントが“風呂キャンセル界隈”の言葉を使うのは、単純にメイクを落とすのが面倒、髪を乾かすのが面倒といった“怠け者”の一面を明かす時が多い。
特にゆうちゃみは“お風呂に入らない”キャラがすっかり鉄板ネタになっていて、妹でモデルのゆいちゃみ(19)からも、パンツは裏表とひっくり返して履くことや、さらにはパンツの中に香水をふって(においを)ごまかしていることなどをバラエティ番組などで面白おかしく暴露されています」(前同)
その昔、2000年前後に大量出現したガングロメイクの“ヤマンバギャル”も、何日も風呂に入らない生態が「汚ギャル」としてワイドショーなどで話題になったものだが、令和のギャルがわざわざ風呂に入らないことを明かす理由は何ゆえなのか。弊サイトは、若者研究の第一人者として知られるマーケティングアナリストで芝浦工業大学デザイン工学部教授の原田曜平氏に話を聞いた。