世間を揺るがす一大事があると、即座に匿名のユーザーが飛びつき大沸騰となるのはSNS。そんなSNS上で人気芸人に関する疑惑が噴出したのは、7月29日のことである。

「X(旧ツイッター)上で73万人超のフォロワーを誇る暴露系YouTuberのコレコレ氏が、人気お笑いコンビ・アインシュタインの稲田直樹さん(39)に関する告発を行ないました。

 コレコレ氏によれば、稲田さんはインスタグラムのDMを通じて、フォロワーの女性に性的な画像を送ってくれるように要求していたとのこと。告発騒動を受けて稲田さんは疑惑を完全否定し、“不正ログインされた形跡がありました”とXでコメント。“警察に証拠を提出して相談している状況です”としています。しかし、コレコレ氏は信じてはいない様子ですね……。今後の展開に、大いに注目が集まっています」(WEBライター)

 2016年5月には女優の長澤まさみ(37)や武井咲(30)、北川景子(37)らのFacebookへと不正にアクセスをした男性が警視庁により逮捕されている。

 過去にも起きたことがある芸能人のSNSへの不正アクセス――過去にSNSの不正ログイン被害を受けた経験がある、都内のIT企業に勤める30代の女性が話す。

「LINEが他人に乗っ取られてしまったんですが、登録している友人へと一斉に“Amazonギフトカードを買ってきて”という趣旨の発信がされていました。友人から次々と“大丈夫か?”と、自分のLINEへと連絡がきたことで不正乗っ取りに気がつきましたね。乗っ取られていてもLINEを使用できることもそのとき知ったのですが、その後、ヘルプセンターに連絡し、事なきを得ました。“SNSの不正アクセス”って本当にあるんだと実感しましたよ」

 SNSの不正乗っ取りに詳しいITジャーナリストの三上洋氏が弊サイトの取材に答える。

「不正ログインが起こる原因は、SNSのIDやパスワードが何らかの形で流出した、または、単純なパスワードを使っていたために、第三者が容易にパスワードを推察でき、ログインができてしまったということです。

 我々は生活する中で100や200ものサイトにメールアドレスとセットでパスワードやIDを登録します。人によってはその多くを使い回してしまう人もいる。そうなると、どこかのサイトからパスワードとIDが流出していると考えた方が良いでしょう」(三上氏)