■菜々緒に求められるのは「大ヒットの代表作」か

 菜々緒の印象激変ぶりには《菜々緒さん、テレ朝に出てたのみたけど、何か雰囲気変わった、、?》
《痩せただけ?菜々緒が変わった?》《何か、あれ?菜々緒さんってこんな感じでしたっけ?という違和感。》といった声も寄せられている。

 また、実写化発表の際に《主演は菜々緒さんか天海祐希さんがいいなって思ってた。最高です》《まぁ新卒設定じゃなかったら天海祐希だと思ってたから菜々緒かなりアリだと思います》といった声もあり、菜々緒に天海と近いものを感じているファンも多いようだ。

「菜々緒さんは天海さんと同じく、身長が高くてスタイル抜群なことに加えて、凛とした、良い意味で威圧感や迫力がある。悪女やクールビューティーなど“強い女性”が似合う女優ですよね。

 一方で菜々緒さんは、話題になった『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系/23年1月期)などGP帯連ドラの主演経験もあるものの、爆発的にヒットした“主演代表作”となると、まだなかなかピンとこない人も多いのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 菜々緒は、木村文乃(36)主演の『七人の秘書』(テレビ朝日系/20年10月期)では主人公が所属する“影の秘書軍団”の一員、上白石萌音(26)主演の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系/21年1月期)では“冷徹で厳しいが主人公を認めている敏腕上司”など、主演ではないが重要なポジションで起用されることも多い。

※画像は『忍者に結婚は難しい』の公式X『@ninja_fujitv』より 

「菜々緒さんは、2011年から毎年1本はドラマや映画に出るなど売れっ子。現在も多数のオファーが舞い込んでいるとも聞こえてきています。俳優として順調にステップアップしているのでしょうが、さらにスケールの大きい、それこそ天海さんのような“主演女優”になるためには、主演を務めるドラマでの演技力、存在感、話題性、そして良い数字が求められるのでしょうね」(前同)

 宝塚歌劇団のトップスターとして華々しい活躍をしてきた天海は退団後、テレビドラマの俳優として、大ヒットした主演ドラマ『女王の教室』(日本テレビ系/05年7月期)での冷徹な女教師役を好演したことが、大きな転機になったとも言われている。

「菜々緒さんにも天海さんにとっての『女王の教室』のような、強い“代表作”が今後は求められていくことになりそうです。天海さんも、“役者・菜々緒”を高く評価していますよね」(同)

 菜々緒は、21年公開の映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』と、天海主演の連続ドラマ『緊急取調室』シリーズ(テレビ朝日系/2014年1月期~)の22年新春SPで2度、天海と共演歴がある。

《天海さんは懐が深い上に、今回の共演初日にも「痩せた?」と、誰も気づかないような私の変化にまでアンテナを張ってくださる方。“会えると、すごくうれしくなる存在”です》(菜々緒)

《初共演させていただいた際に“真摯かつ丁寧に役と向き合っていらっしゃる方だな!”と好印象を持ちました》(天海)

 と、『緊急取調室』の共演発表時に、両者はコメントを寄せていた。

 引っ張りだこの菜々緒だが、今後、天海のような大女優に進化していけるだろうか――。