■プロが選んだ最も美味いレモンサワー缶は…
さまざまな趣向が凝らされるレモンサワー市場。各社が販売する逸品を紹介しつつ、弊サイト独自のナンバー1を決めたい。
まずは大定番から。日本初の缶酎ハイとして発売され、今なお高い人気を誇る宝酒造の『タカラcanチューハイ』(222円)だ。
「レモン感やアルコールの美味しさ、炭酸感のバランスが絶妙。ベースになる焼酎に雑味がないのが美味さの秘訣ですね」(前出のグルメ誌ライター)
スッキリさを重視するなら、『サントリー −196℃ストロングゼロ ダブルレモン』(148円)。
「ウォッカベースのドライ感が、キレを楽しみたい方に最適」(前出の酒類ジャーナリスト・塩見氏)
普段、あまりレモンサワーを飲まない人にもオススメなのが、『キリン 本搾りプレミアム 4種のレモンと日向夏』(189円)だ。
「果汁が11%も含まれているので、フルーティ。果実の味が効いた濃厚な味わいで、涼しくなってからもオススメです」(前同)
弊サイトが推すトップに輝いたのは、『コカ・コーラ 甘くない檸檬堂 無糖レモン』(164円)だ。
「食べ物のペアリングのお酒として、よく考えられていますね。甘さを抑えている分、食べ物の美味しいさが引き立ちます。味のバランスがいいので、どんな場面でも楽しめるのではないでしょうか」(同)
最後に、塩見氏にプロ直伝の“レモンサワーが10倍美味くなる飲み方”を聞いてみた。
「暑い時期には、サワーをグラスに注いで、凍らせておいたスライスレモンを足してみるといいでしょう。また、缶の飲み口に塩をかけて、ソルティドッグのように気分を変えて楽しむこともできます」
自分好みの一缶を見つけてほしい。
塩見なゆ
飲食・酒類専門のライターとして活動中で、これまでに1万軒の飲み屋を訪れている実績を持つ。ライターとしての活動の他に、飲食企業や清酒・ビールメーカーとの共同企画なども行っている。主な著書に『ほっこり旨安酒場名店ガイド』(ダイアプレス)などがある。