日本最大のビジネス街である東京・大手町。その一角に本社を構えるのは日本経済新聞社だ。発行する『日本経済新聞』の公称部数は電子版と合わせて234万部超え。ビジネスパーソンの必読紙である同紙は、一面に掲載される記事が上場企業の株価に大きく影響を与えることもある。そんな新聞界の勝ち組に勤務する女性記者が、エリート街道から転げ落ちたのは8月26日のことである。

「ストーカー規制法違反で逮捕されたのは花沢葵記者(33)。彼女は1年ほど前に、毎日新聞から日経新聞へと転職してきました。毎日新聞時代は茂木敏充幹事長(68)などの取材を担当。派手な見た目の美人記者として、永田町では人目を惹く存在でしたね」(日経新聞関係者)

 才色兼備の女性記者のハートを射止めたのは、別の新聞社に勤める政治部の男性記者だった。しかし、男性記者は妻子持ち。2人は許されぬ恋路を歩むこととなる。

「2人が恋仲になったのは、2年ほど前のことのようです。花沢記者が男性記者へと結婚を迫るも男性は首を縦には振らなかった。このことに不満を覚えた花沢記者が昨春、2人の関係を周囲に暴露。他の記者も知るところとなりました。男性記者は関係を否定していたようですが……」(前同)

 このことがきっかけとなり、2人の関係は警察沙汰にまで発展。お互いに連絡を取らないよう、警視庁の捜査官から注意を受けていたという。事実、事態を重く見た男性記者の勤務先である新聞社は男性記者に昨秋、政治部から経済部へと異動する様に命じている。

「互いに“会わないように”と再三、注意されたが、なかなか別れられなかったという話ですね。8月に入り決済サービスPayPayのメッセージ機能を通じて、花沢記者は男性へと64回にも渡り“会いたい”“1人にしないで”“死にたくない”などのメッセージを送信。恐怖を感じた男性記者が警察へと被害届を提出しました」(同)