■嵐、キンプリに続くSixTONES
また、企画構成を務めたのが、同局の人気バラエティ『世界の果てまでイッテQ』と『月曜から夜ふかし』のディレクター・須原翔氏というところも、本気具合を感じる。アイドルバラエティはメンバー揃ってのロケでわちゃわちゃ感を強調することが多いが、今回は一般人やベテランのヒロミと絡む王道バラエティ路線。内容的にも、笑いあり感動ありでレギュラー化してもおかしくない出来だった。
日本テレビは旧ジャニーズの先輩グループ・嵐が、『嵐にしやがれ』など長く冠番組を持ち、人気番組となっていた。嵐の活動休止後はKing & Princeが冠番組を持ち、ポスト嵐と思われたが、2人体制になってからはトーンダウンしてしまった印象だ。現在、放送中の『キントレ』は“体当たり経済バラエティ”をうたうも、やたらとクイズ企画頼りで物足りなさは否めず、昼枠からゴールデン枠への昇格は難しそうだ。
今回の放送に続き、22日も冠番組『Game of SixTONES』(夜10:30~11:25)と、2週連続で冠番組を放送するという、日本テレビの力の入り具合から、ポスト嵐、King & Princeとして、SixTONESが急浮上しているのは間違いないだろう。6人と日本テレビとの蜜月が始まるかもしれない。(芸能ライター・坂上五郎)